肌の健康などをテーマにした市民公開講座が高崎市内で開かれ、コンニャクの効果などが紹介されました。

この講座は、油脂や界面活性剤の分野で、技術・産業の発展などに向け活動している日本油化学会関東支部が、北海道から関東までのエリアで定期的に開いているものです。高崎市内で開かれた講座は一般公開され、会場では肌の健康を考えた洗浄剤や繊維などの開発について専門家が講演しました。

このうち群馬大学の食健康科学教育研究センターの向井克之さんは、群馬の特産品・コンニャクの美容と健康への効果について講演しました。向井さんは、コンニャクには肌の保湿に欠かせない「セラミド」が多く含まれていて、試験によって保湿効果が認められたと紹介しました。さらにコンニャクには、アルツハイマー病の原因となるアミロイドβの蓄積を抑制する効果もあると解説しました。