『リアル・ペイン~心の旅~』©2024 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.

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 ジェシー・アイゼンバーグが監督・脚本・製作・主演を務めた映画『リアル・ペイン~心の旅~』の公開月が2025年1月に決定し、あわせて特報映像とティザービジュアルが公開された。

参考:ジェシー・アイゼンバーグ監督・脚本・製作・主演 『リアル・ペイン』2025年公開決定

 第40回サンダンス映画祭でウォルド・ソルト脚本賞を受賞した本作は、『ソーシャル・ネットワーク』や『ゾンビランド』シリーズなどに出演し、『僕らの世界が交わるまで』で監督デビューを果たしたアイゼンバーグの監督第2作。

 ニューヨークに住むユダヤ人のデヴィッド(ジェシー・アイゼンバーグ)とベンジーは(キーラン・カルキン)は、亡くなった最愛の祖母の遺言で、ポーランドのアウシュビッツまでのツアー旅行に参加する。従兄弟同士でありながら正反対の性格な2人は、時に騒動を起こしながらも、ツアーに参加したユニークな人々との交流、そして祖母に縁あるポーランドの地を巡る中で、40代を迎えた彼ら自身の“生きるシンドさ”に向き合う力を得ていく。

 公開された特報映像は、目的地であるポーランドのマイダネクへ向かう道中、列車の中でトラブルを抱えている様子の2人から始まる。ショパンの名曲を背景に、美しいポーランドの街並みが捉えられた映像では、祖母の死をきっかけに、数年ぶりの再会を果たした正反対の性格のデヴィッド(ジェシー・アイゼンバーグ)とベンジー(キーラン・カルキン)の姿が。ベンジー早口で列車内の車掌と遭遇しないよう作戦をまくし立て、後ろのデヴィッドはそれに付いていくのに必死な様子を見せる。

 先日ポーランドの市民権獲得の意向を示していたことも話題になったアイゼンバーグは、かつて、自身の妻と共にポーランドへ旅行したことが本作製作のきっかけだと明かしている。彼自身、家族のルーツをポーランドに持ち「戦争がなかったら、私はここで暮らしていただろう。私の人生はどうなっていただろう? 私は何者なのだろう?」と疑問を抱いたことから、ポーランドの歴史を巡る旅をテーマに映画を作りたいという気持ちが芽生えたのだという。

 ティザービジュアルでは、デヴィッドとベンジーがポーランドの空を見上げる姿が捉えられている。(文=リアルサウンド編集部)