【広島】矢野雅哉がファウルファウルで１打席２２球のプロ野球新記録！ 涌井のガマンくらべにバンテリンドーム大興奮
広島・矢野雅哉内野手（２５）が２２日の中日戦（バンテリン）で驚異の粘りを発揮した。１―２と１点ビハインドで迎えた６回一死の場面。中日先発・涌井秀章投手（３８）との対決では実に１７回のファウルを記録し、フルカウントからの２２球目を選んで四球で出塁。１打席２２球の投球数はプロ野球新記録となった。
バンテリンドームを埋めた満員のファンが矢野と涌井、２人の対決に酔いしれた。ツーナッシングからボール、ファウル、ボールで２―２となった後、矢野は７球連続でファウル。１３球目が外角に外れてフルカウントになると、ここからさらに激しい２人のガマン比べが始まった。ファウル、ファウル、ファウル、ファウル、ファウル、ファウルでついにこれまでの１打席最多投球数である１９球に到達。矢野がファウルを打つたびにスタンドからはマウンドとバッターボックスに立つ２人へ激励の拍手がわき起こった。
２０、２１球目もファウルが続き、矢野が２２球目の内角直球を見逃すとボールの判定。１０分を超える熱い対決は矢野に軍配が上がった。
