『つば男YOUTH New Debut Project Final 審査 Live -  つばさを生やせ!広がる空にジャンピング!つば男物語 - 』(写真=上溝恭香)

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 9月1日、東京・Spotify O-WESTにて『つば男YOUTH New Debut Project Final 審査 Live -  つばさを生やせ!広がる空にジャンピング!つば男物語 - 』が開催された。約1年間行なわれてきた同プロジェクトから、THE SUPER FRUIT、世が世なら!!!に続く、新たなボーイズグループが誕生した。

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 スタート前、THE SUPER FRUIT・小田惟真、阿部隼大、世が世なら!!!・内藤五胤、大谷篤行による影アナが流れていく。この4人は、先日放送された『超音波』(テレビ東京系)でつば男YOUTHにサプライズを仕掛けたメンバー。そんな先輩メンバーからファイナル審査ライブの開幕が告げられると、YOUTHたちが登場。総勢18人によるOvertureで華やかな幕開けをキメた。さらに4番 井上絢之恭、7番 川原雅斗、8番 生水稜也、9番 仙波七星、10番 郄橋遼、16番 松原有輝、18番 脇龍真による、世が世なら!!!の「無理無理無理」、6番 河合彪雅、川原、生水、仙波、郄橋、17番 峯大凱、脇による、THE SUPER FRUITの「サクラフレフレ」のカバーを披露。それぞれの楽曲の色の違いをしっかりと表現してみせた。

 改めて1人ずつ自己紹介。この日の公演はニコニコ生放送で生中継されており、最後は中継カメラにも全員で手を振ってしっかりアピール。ここからは1年間の集大成を見せるべく、連続してパフォーマンス。1番 新井椋清、2番 安部舜太、3番 石川颯真、5番 尾粼遼星、11番 竹重大輝、12番 永迫蓮、13番 中谷能斗、14番 鍋遥己、15番 生城山袈生によるAdo「唱(Jax Jones Remix)」の迫力あるダンスカバーを経ると、井上と松原が「僕たちつば男YOUTHはこのように皆さんがよく知る様々な楽曲のダンスカバーをしているんですよね」、「そんな僕たちのパフォーマンスを引き続きお楽しみください!」とブレイク。

 続けてCUBERSの「それじゃ、よろしく」を井上、竹重、永迫、中谷、生城山、松原、同じくCUBERSの「手を繋ごう」を新井、安部、石川、尾粼、河合、鍋、峯でカバー。最後はメンバー全員で“New Dance Number”をパフォーマンスし、それぞれの個性をアピールしつつも1年間培ってきたチームワークを発揮した。

 ここで、つば男アシスタントプロデューサーを務める元CUBERS・TAKAからのメッセージVTRが流れ、会場は大興奮! TAKAからの温かな言葉とともに、つば男YOUTHの1年間を振り返っていく。レッスンの様子、定期公演の様子、先輩グループの手伝いの様子だけでなく、末吉9太郎をはじめとする先輩メンバーからサポートを受ける様子なども映し出され、YOUTHメンバーが努力を重ねてきたことが伝わってきた。VTRが終わると、「こんにちはー!」とTHE SUPER FRUIT、世が世なら!!!がステージに登場。THE SUPER FRUIT・小田、阿部、世が世なら!!!・内藤、大谷の進行のもと、YOUTHメンバーが一人ずつ自己PRをしていく。制限時間は90秒。ダンスや歌の他にも一発芸や殺陣、サッカーなど個性豊かな自己PRとなっていた。一方で、THE SUPER FRUITと世が世なら!!!のメンバーたちは自己PRするメンバーの後ろで盛り上げたり、サポートしたりと頼もしい姿を見せており、彼らの成長も垣間見えた。

 さらに、冬合宿の様子、『超音波』のMC怒髪天・増子直純、ファーストサマーウイカからの応援VTRが流れたところでメドレーカバーコーナーへ。まずは安部、川原、生水、仙波、郄橋、松原、脇によるYOASOBI「怪物」のダンスカバー。YOUTHメンバーが口ずさみながら笑顔でパフォーマンスしていたのが印象的だ。さらに水曜日のカンパネラ「アラジン」のダンスカバーを石川、井上、尾粼、竹重、鍋、生城山、峯、CUBERS「Stage」を井上、河合、永迫、中谷、生城山、脇、CUBERS「インターフェース・ウィンターベル」を井上、尾粼、河合、生水、永迫、中谷、生城山、峯、脇、ブルーノ・マーズ「Runaway Baby」のダンスカバーを新井、安部、石川、川原、竹重、鍋、女王蜂「Introduction」のダンスカバーを尾粼、河合、生水、仙波、郄橋、松原、峯、CUBERS「Good good-bye」を新井、安部、石川、川原、仙波、郄橋、松原がパフォーマンス。全力で歌って踊りつつも、自身らもこの時間を楽しんでいる様子であった。

 YOUTHメンバーがステージを後にすると、「僕たちのことを知っている人も、知らない人も、久しぶりの人も、声出して盛り上がっていっちゃいましょうか!」と世が世なら!!!が登場。会場からはコールとクラップが巻き起こり、大盛り上がり。内藤が「行くぞー!」とシャウトすると「下剋上、はじめました。」がスタート。さらに大きなコールが会場に響き、観客たちもメンバーとともに頭を振りまくっていく。続く「おったまげ」で熱気はMAX。まさにお祭り騒ぎで、パワフルな雰囲気が会場に広がっていた。

 その熱いバトンを受け取ったのは、THE SUPER FRUIT。「こんにちは、僕たちTHE SUPER FRUITです」、「皆さん、もっともっと盛り上がっていけますか! 最後の最後まで一緒に楽しもうぜ」と客席を煽ると、「どーぱみんみん あどれなりんりん」が飛び出す。かわいい、きらきら、しゃかりきが混在する彼ららしいパフォーマンスをしていく。続けて7人全員が歌う「青い果実」へ。それぞれの歌声、それぞれのダンスを見せて、会場を爽やかな空気で包み込んでいった。

 2組によるパフォーマンスが終わると、世が世なら!!!、THE SUPER FRUIT、現在活動休止中の世が世なら!!!・橋爪優真、末吉9太郎からのメッセージVTRが。YOUTHたちへ激励と労いの言葉が送られたところで、THE SUPER FRUIT・小田、阿部、世が世なら!!!・内藤、大谷が再び登壇。YOUTHメンバーを呼び込み、結果発表……の前に最後となる18人全員でのパフォーマンスをすることに。彼らにとって思い出深いCUBERS「SHY」を披露していく。マイクを回しながら歌っていく彼らの表情はどこか達成感に満ち溢れているようであった。

 いよいよ結果発表。天の声からデビューメンバーが発表されていく。見事デビューの座を勝ち取ったのは1番 新井椋清、2番 安部舜太、6番 河合彪雅、7番 川原雅斗、8番 生水稜也、9番 仙波七星、16番 松原有輝、17番 峯大凱、18番 脇龍真の9人。新グループが誕生した瞬間、会場からは祝福の歓声と拍手が起こっていた。彼らは2025年1月13日にお披露目ライブを行なう予定だ。スタートラインに立った若き9人の今後も、是非チェックしてみてほしい。

(文=高橋梓)