【光る君へ】ついに恋多き女流歌人「和泉式部」登場!彼氏の弟も愛しちゃう自由奔放すぎる彼女の逸話を予習!

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NHK大河ドラマ「光る君へ」、8月4日放送の第30話「つながる言の葉」ではついに、紫式部、清少納言と並び才ある女流歌人・文学者「和泉式部(いずみしきぶ)/あかね」が登場します。演じるのは泉里香(いずみりか)さん。

大河ドラマ「光る君へ」公式サイトより

『和泉式部日記』の作者で、「光る君へ」作中では、紫式部とは四条宮の和歌を学ぶ会で知り合います。親王二人に愛された、恋多き華やかな女性であり、やがて彰子の女房となります。

そんな和泉式部ですが、作中でも描かれるかと思いますが、恋多き女性として有名な人物で、色恋事情に関しておおらかな当時でも、看過できないと成敗されてしまうほどの問題児だったとか。

「光る君へ」はこれまでの大河ドラマとは一線を画した、色恋沙汰を全面に押し出したストーリーが特徴なので、今日までに残る和泉式部の逸話はきっと相性が良いに違いありません。

今回は、Japaaanでこれまで紹介した和泉式部に関する記事をまとめていますので、ぜひ、大河ドラマ「光る君へ」の予習に役立ててもらえればと思います。

大好きな彼氏を失い、次の彼氏は前彼の弟!

前述のように和泉式部は恋多き女性として有名。紫式部や清少納言が乙女の恋模様を綴ってブームを巻き起こすなか、それとは正反対に目まぐるしく変わる歴代彼氏&旦那や昼ドラも逃げ出すリアル下剋上不倫を日記に綴っています。

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紫式部は和泉式部をどう見ていた?

画像出典:Wikipedia/和泉式部

紫式部と和泉式部は、共に中宮彰子に仕えていた間柄。面識もあり文通をしていたこともあったとか。紫式部は自信の『紫式部日記』で和泉式部の印象について綴っています。

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紫式部からすればいろいろ思う所はあるものの、彼女の文才はしっかり認めていたようです。

和泉式部の娘・小式部内侍

和泉式部の子は、石蔵宮永覚と小式部内侍が確認できていますが、この2人以外にも生んだことがあるとされています。

画像出典:Wikipedia/小式部内侍

娘・小式部内侍は、女流歌人として「女房三十六歌仙」の一人に選ばれており、「百人一首」にも登場します。

「光る君へ」に登場するかはまだわかりませんが、彼女にもさまざまな逸話が残されています。

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番外編

皆さんはパブロ・ピカソの絵は一度は見たことがあると思います。と言っても「見た」だけで、何がなんだか分からないままだったという人が大部分でしょう。

ピカソの絵は難解です。人間の鼻は横向き、目も上に飛び出して手足はバラバラ。それなのになぜかピカソは20世紀を代表する超大物の画家とされています。これはなぜでしょう?

それを解く手がかりの一つが、実は日本の古典『和泉式部日記』に隠されていました。

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以上、和泉式部に関する逸話をまとめてみました。大河ドラマ「光る君へ」、今後もなかなかおもしろい展開が待っていそうです。

トップ画像:大河ドラマ「光る君へ」公式サイトより