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ライアン・レイノルズ主演、VRの世界を舞台にした異色コメディ映画『フリー・ガイ』(2021)の実現には、あまり期待しない方が良さそうだ。監督を務めたショーン・レヴィが最新の状況を語っている。

本作は、VRゲームのモブキャラが、一目惚れをきっかけに自我に目覚めてしまったことで巻き起こるドタバタが描かれた。水面下でと伝えられていたが、レヴィが『フリー・ガイ2』について米に、「続編のアイデアと脚本に2年間取り組んでいましたが、今は確信が持てません」と回答している。

その理由については、「『アダム&アダム』と同様に、この映画をすごく誇りに思っていて、続編を作る必要がないからです。作る価値があると思えるストーリーを生み出せないなら、むしろ別の映画を作るほうがいい」と答えた。

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以前にレヴィは、好評となった映画『アダム&アダム』の続編について話が持ち上がった際、主演のライアン・レイノルズと「この映画はまさしく僕たちが思い描いた通りの作品になっているから、このままにしておきたい」と話し合ったともいた。また、基本的には続編よりもオリジナル作品の製作にこだわりたい、との思いも明かしている。

それだけでなく、『フリー・ガイ』続編製作のハードルを引き上げてしまった大ヒット映画『バービー』(2023)の存在も無視できない。『バービー』では、バービーランドで完璧な生活を送っていたバービーが突然自我に目覚め、人間世界に飛び込んで新たな自分を発見していく物語。『フリー・ガイ』との類似性は明らかで、その点に触れたレヴィは、「1作目とは違い、かつ他の映画と被らないものでない限り、『フリー・ガイ2』は作れません」といたことも。

現時点で、『フリー・ガイ』の続編は期待できないようだが、レヴィとレイノルズが再タッグを組んだマーベル映画『&ウルヴァリン』が大ヒット公開中だ。

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