鈴木彩艶、日本人GK初のセリエA挑戦決定!パルマと5年契約「常にベストを」

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 セリエAのパルマ・カルチョは15日、日本代表GK鈴木彩艶をシント・トロイデンから完全移籍で獲得したことを発表した。2029年6月30日までの5年契約。

 2002年8月21日生まれで現在21歳の鈴木は浦和レッズの下部組織出身で、2021年に正式にトップチーム昇格。その後の2年半で公式戦通算29試合に出場すると、2023年夏にベルギーのシント・トロイデンへ完全移籍で加入した。欧州挑戦初年度となった2023−24シーズンは正GKとして公式戦通算32試合に出場。2022年夏には日本代表デビューを飾り、今年1月から2月にかけて開催されたAFCアジアカップカタール2023では全試合にフル出場した。

 パルマ・カルチョは、かつてUEFAカップ(ヨーロッパリーグの前身)やコッパ・イタリアを複数回に渡って制覇したパルマACの後継クラブ。経営状況の悪化が続き、2015年の破産でクラブが消滅したことに伴い、2015−16シーズンに新たな名称で発足された。アマチュアのセリエD(4部)から再スタートし、そこからセリエC、セリエBと毎年昇格し、2018−19シーズンにはセリエAへ復帰。2020−21シーズンに降格の憂き目に遭ったものの、2023−24シーズンはかつてアビスパ福岡を率いたファビオ・ペッキア監督の下でセリエB制覇を果たし、セリエA復帰を決めた。

 なお、パルマAC時代には元日本代表MF中田英寿氏が在籍。鈴木はクラブ史上2人目の日本人選手となる。また、日本人GKとして初のセリエAプレーヤーになる。

 加入に際して鈴木は、「素晴らしい歴史を持ち、世界中に多くのファンがいるクラブで、新シーズンをセリエAで戦います。今シーズン、常にベストを尽くして、チームの成功のために貢献できるように頑張ります」とコメントしている。


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