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80万トンの物体を持ち上げる怪力や最高時速800万kmの飛行速度を誇り、正義や真実を体現するスーパーマンは、長きに渡ってファンに愛されるスーパヒーローだ。新生DCユニバース映画『スーパーマン(原題:Superman)』も注目を集める中、2006年の『スーパーマン リターンズ』でスーパーマン役を演じたブランドン・ラウスが、スーパーマン役を演じる上での心得を明かした。

ブライアン・シンガー監督・製作『スーパーマン リターンズ』でクラーク・ケント/スーパーマン役を演じたラウス。残念ながらシリーズ化はならなかったものの、興行的な成功をおさめ、今も高く評価されている。

米によると、ラウスは2024年6月20日~23日に開催された「Ace Superhero Comic Con 2024」のパネルトークに登壇。新たにスーパーマン役を演じるデヴィッド・コレンスウェットにアドバイスはあるかと問われ、自身がスーパーマン役を演じていた当時を振り返った。

「スーパーマンを演じる上で一番大きかったのは、彼のもっている非身体的なスーパーパワーを常に認識することだったと思います。“人に釣りを教える”話に結び付けるのはつまらないかもしれませんが、まさに私はその認識でしたし、そうすることが適切でした。もしあなたがいつでもどこでも誰かを救っていたら、自分自身を救う方法を学べないと思うんです。彼らを救うなということではなく、教わったことや、人格、外見、人間としてのコミュニケーション、そしてスーパーマンを理解することで、私たちは包括性を得られるんです。」

スーパーマンをはじめとするスーパーヒーローは、その卓越した身体性や能力からしばしば唯一無二の存在と見なされる。しかしラウスにとってスーパーマンの核となっていたのは、より身近で、人間らしい部分のようだ。

「私にとって、スーパーマンとは純粋な愛です。彼は物事を決めつけない。困難な選択を下し、人々の悪事を止めなくてはなりませんが、スーパーマンを演じる私の目標は、どんな人の中にも存在しうる人になることでした……空を飛ぶとか、あらゆることを抜きにして。彼はひとつの例、人類最高の人なんです。アクションだけでなく真実を語ることで、彼は私たちにそのことを教えてくれます。」

新生DCユニバースの、ジェームズ・ガン監督による『スーパーマン』は、2024年5月下旬に撮影の後半戦に突入したことが。演じるコレンスウェットは大幅にバルクアップして大役にいるが、新たなヒーロー像をいかにして確立していくのか。今後の進捗も楽しみだ。

映画『スーパーマン(原題:Superman)』は2025年7月11日に米国公開予定。

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