俳優の柳楽優弥が主演を務める、映画『夏目アラタの結婚』(9月6日公開)の最新予告が9日に公開され、主題歌が明らかになった。

映画『夏目アラタの結婚』

○映画『夏目アラタの結婚』最新予告

この度と公開された本予告映像は「俺と結婚しようぜ」という夏目アラタ(柳楽優弥)の衝撃的な台詞から幕を開ける。日本中を震撼させた、都内で発生した連続バラバラ殺人事件の犯人である死刑囚・品川真珠(黒島結菜)、通称:品川ピエロ。児童相談所職員であるアラタはその殺人事件の被害者の子供に頼まれ、行方不明となっている被害者の首を探すため、真珠に接触を試みる。

そんなアラタの前に現れた真珠は、残虐な連続殺人事件を起こし世間を騒然とさせた死刑囚とは思えない風貌だった。真珠から情報を引き出すため、アラタは大胆にも結婚を申し出るが、真珠は「ボクのとっておきの秘密、教えてあげる」「ボク、誰も殺してないんだ」と衝撃の告白をする。会うたびに変わる真珠の言動に翻弄されていくアラタに、死刑囚に取り込まれないよう忠告する死刑囚アイテムコレクターの藤田(佐藤二朗)や、真珠の中にあるブラックボックスの闇を晴らしてほしいと協力を求める弁護士の宮前(中川大志)、児童相談所の先輩で真珠に心酔していく桃山(丸山礼)、アラタの行動を注視する児童相談所の所長・大高(立川志らく)、控訴審の裁判長で真珠の本心を疑う神波(市村正親)など、日本中を巻き込んで予測不可能な展開が巻き起こっていく様が描かれる。

今回、平岡祐太、藤間爽子の出演情報も明らかに。2人の演じるキャラクターが真珠の起こした連続殺人事件にどのように関わってくるのか。予告のラストにはアラタの言葉に不敵な表情で高笑う真珠の様子が映し出され、次の瞬間「じゃあ、出るね」と面会室のガラスを壊す衝撃の映像も。本ポスタービジュアルには、タキシードのアラタとウェディングドレスの死刑囚・真珠の姿に加え、各登場人物の姿が配された。

主題歌は、オリヴィア・ロドリゴが歌う「ヴァンパイア」に決定。オリヴィア・ロドリゴはデビュー・アルバムとデビュー・シングルの両方で全米1位を獲得した最年少アーティストで、Spotifyでは「2021年世界で最も再生された楽曲、最も再生されたアルバム」の両方で1位。第64回グラミー賞では主要4部門含む計7部門にノミネートされ、最優秀新人賞を獲得するなど、今最も世界で注目を集める弱冠21歳のアーティストだ。

世界の歌姫として名高い彼女の楽曲の中でも「ヴァンパイア」はYouTubeのオフィシャルミュージックビデオの総視聴回数が1.1億回、全世界での総再生回数は16億回を超える、2023年を代表する楽曲。疾走感あふれる旋律と甘美な歌声と危険な香りを漂わせる歌詞が、死刑囚との獄中結婚から始まる危なすぎる駆け引きを描く本作の内容とシンクロする。本作のプロデューサーは「真珠の気持ちをどれくらい代弁できるかが主題歌の決め手の一つだった」と語っている。オリヴィア・ロドリゴ日本公式Xと映画『夏目アラタの結婚』公式Xのコラボキャンペーンも開催する。

予告映像を見た柳楽は「(主題歌が)この作品の世界観と合っていて、世界観をさらに引き上げてくれているなと思い、テンションが上がりました」、中川は「登場人物それぞれ皆切なさも抱えているんですよね。だからこそ、この曲の抱える雰囲気と作品の空気感がマッチしていて素敵でした」、丸山は「真珠さんのあのスマイルが怖いですよね。『ニチャ〜』っていう音が聞こえてくるくらい不気味でした。私自身この『ヴァンパイア』という曲が大好きなので、試写でイントロを聴いた瞬間痺れましたね。色々な人に楽しんでもらいたいです」とそれぞれ期待感を語っている。

ムビチケカード/ムビチケオンライン券は7月12日より全国の上映予定劇場(※一部除く)及びオンラインで販売されることに。ムビチケカードのビジュアルは、先日解禁となったタキシードのアラタとウェンディングドレスの真珠の2人が写し出されているビジュアルとなっている。





【編集部MEMO】

乃木坂太郎氏によって2019年から「ビッグコミックスペリオール」(小学館)で連載された、全12巻累計250万部のヒット作を堤幸彦監督が実写化した、映画『夏目アラタの結婚』(9月6日公開)。“品川ピエロ”の異名で知られ、日本中を震撼させた連続バラバラ殺人事件の犯人・品川真珠(黒島結菜)の真珠のもとを訪れた、元ヤンキーで児童相談所の職員である夏目アラタ(柳楽優弥)が、突如“獄中結婚”を申し出ることから二転三転する物語が始まる。

(C)乃木坂太郎/小学館 (C)2024映画「夏目アラタの結婚」製作委員会