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あのライアン・レイノルズでさえ、デッドプール役を本当にふたたび演じられるかどうか葛藤していた──。ディズニーによる20世紀フォックス買収後、『デッドプール&ウルヴァリン』が実現するまでの動きを本人たちが振り返った。

ディズニーによるフォックス買収が正式に決まったのは、はや5年前となる2019年3月のこと。真っ先に反応したレイノルズは、デッドプールがミッキーマウスの耳をつけ、「ディズニー」のスクールバスに乗っている画像を投稿したのだ。もちろんその時はまだ、(MCU)に合流することが正式に決まっていたわけではなかった。

米にて、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は「企業買収の法律だとか、そういったことには関わりたくない。僕には理解できないことがたくさんあるから」と言う。あくまでもひとりの映画プロデューサーであろうとするファイギらしいコメントだ。「買収が完了するまでには長い時間がかかりました。だからその間は、(デッドプールを含むキャラクターは)僕たちが使えることになっていなかったんです」

ファイギ自身、過去には「デッドプールをどのように(MCUに)組み込むべきかという確信が持てなかった」と認めているが、レイノルズも同じ心境だったようだ。「もう一度デッドプールを演じられるかどうかわからなかった。公言すべきではないかもしれないけれど、どうすればああいうキャラクターが(MCUの)世界にフィットするのかわからなかったんです」と語っている。

実際、レイノルズとショーン・レヴィ監督らはアイデアに頭を悩ませ、一時は本作の実現を諦めかけていたとされる。しかし、そこに奇跡的なタイミングで舞い込んだのが、ヒュー・ジャックマンがウルヴァリン役を再演する意志を固めたというだった。ウルヴァリンの復活が、結果的にはMCUのなかにデッドプールの居場所をもたらしたのである。

『X-メン』(2000)からキャリアを本格的にスタートさせたファイギにとっても、これは新しいターニングポイントだ。「ジャックマンのウルヴァリンと、デッドプールやX-MENのキャラクターが同じ屋根の下に集まった。年月を経てそんな世界にいられるなんて、本当に素晴らしい25年間の体験です」

映画『デッドプール&ウルヴァリン』は2024年7月24日(水)世界最速公開。

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