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熊本市電が6月29日から運行本数を減らしています。減便から初めての平日、通勤・通学ラッシュへの影響を取材しました。

【写真を見る】『熊本バスも減便発表』市電は“平日64本減” 運転士不足を背景に減便する公共交通「通勤・通学ラッシュ」への影響は?

きょう(7月1日)午前7時半の新水前寺駅前電停は、通勤通学の人で混雑していました。

通学中「遅刻です。困ります。増やしてほしいです」
通学中「(減便で)混雑がひどくなるんじゃないかなと思います」

今回のダイヤ改正で平日の運行本数は64本減り369本に。ラッシュ時も減っていて新水前寺駅前電停では、午前7時半から8時半の1時間、これまでは21便でしたが17便になりました。

通勤で利用「朝、夕方ラッシュ時の本数は増やしてほしいです」

減便の背景にあるのが、運転士不足です。熊本市交通局によりますと、熊本市電では昨年度、運転士が86人から76人に減ったということです。

熊本市交通局運行管理課 松尾達哉課長「運転士を採用して、勉強を初めて営業運転できるまで、8か月教習にかかる。どうしてもタイムラグが生じる」

ただ、今年8月から、新たに10人の運転士の研修をして人員不足の解消が見込めることから、熊本市交通局は来年4月にはダイヤを元に戻す方針です。

きょう(7月1日)、熊本バスも乗務員不足に伴う減便を発表しました。7月22日から8月23日までの期間、平日399便が365便に減便、およそ8.5%本数を減らしての運行となります。