芳根京子は2023年2月から「マルエフ」のCMに出演している

「おつかれ生です。」の決めゼリフでおなじみ、アサヒビールの『アサヒ生ビール』(通称マルエフ)の“父の日限定”CM「お父さん、おつかれ生です。」編が、6月1日から地上波で放送された。出演しているのは、マルエフのほかのCMでも起用されている、芳根京子だ。このCMの演出が、一部の視聴者から批判を浴びているという。

「CMでは、芳根さんがマルエフの缶に何かを書き込みながら、画面越しにいるであろう父親に向かって『お父さん、いよいよ父の日だね。今日はお父さんにプレゼントがありまぁ〜す』と笑顔で伝えます。そして、『できた。じゃーん! ここ、ここに注目して』と言いながら、『おつかれ生です』と書き込んだ缶を見せ、『お父さん、いつもおつかれ生です』と微笑みかけるという内容です」(芸能ライター)

 このCMの演出に対して、一部ニュースメディアは、

《あの「全お父さんの夢」みたいなCMマジで気持ち悪い。あのベタベタした話し方とか芳根さんに何させてんだよ!》

《お父さんに対してあんなにデレデレした話し方しないし 願望を押し付けるな!》

《オッサンのためのオッサンが作ったCMって感じ》

 と、ネット上での否定的な声を複数、紹介。さらに、「父と娘にしては近すぎる距離感」や「恋人と接するような声」などの演出も相まって、アサヒビールの公式サイトで書かれているような“ぬくもりのある世界観”の表現には失敗している、という広告代理店社員の声も紹介している。

 実際に、Xやネット上での評判を調べてみると、演出に関して《父親にあんな態度する娘おらん》とツッコミを入れる声もあるが、

《母の日ver.もあるよね。なんでも男ばっか叩かれるよね。屁理屈》

《可愛い娘でいいじゃん なんか何でも叩く風潮嫌だな》

《こういうのには文句付けるくせに不器用だけど母思いの息子みたいなのは好きだよね どっちも都合の良い妄想なのに》

《いや、これの何が悪いの?いちいちこんなんで突っつく方がどうかと思うけどね。母の日は子どもが祝って当たり前で父の日はキモい?》

 と、母の日と比べて虐げられがちな父の日を嘆く声が多数、見られた。

父の日のタイミングでは、キリン『一番搾り』が、岸谷五朗さんと志尊淳さんを親子役で起用し、父が息子にビールの味を教えられる、という内容のCMを流しています。アサヒもキリンも、どちらも子を持つ父親にとっては夢のような設定を考えたのでしょうが、『理想の娘』すぎたことで、批判が集まってしまったのかもしれません。芳根さんにしては、とんだ“とばっちり”でしょう」(広告代理店関係者)

 志尊淳が、母親相手に『お母さんありがとう』と語りかけるCMに出演しても、同じような批判が起きていたのか――。気になるところだ。