男子バレー 驚異的だった高橋藍のレシーブ力 実況も思わず「スーパープレー」泥くさく、懸命にボールを拾い攻撃へ
「バレーボール男子・ネーションズリーグ、日本3−1スロベニア」(8日、西日本総合展示場)
昨年3位の日本が、2022年世界選手権4強のスロベニアに3−1で勝って6勝目(2敗)を挙げた。西田有志(24)=パナソニック=がチーム最多26得点を挙げた中、光ったのは高橋藍のレシーブだ。
第3セットに驚異的なシーンがあった。21−20で迎えた場面、相手のスパイクをレシーブに向かった高橋藍はコートに倒れ込んで背中がついていた状態。だがボールが近くに上がってくると、そこからすぐさま立ち上がって飛び込みながらワンハンドで相手コートに返した。
実況アナも思わず「スーパープレー」と絶叫し、会場は大歓声に包まれた。得点にはつながらなかったが、この日の高橋藍を象徴したワンシーンだ。
後衛でプレーする際には懸命にボールを拾った。再三の好レシーブが攻撃へとつながった。イラン戦ではチーム最多タイの14得点をマーク。アタッカーとしても華がある一方、高いレシーブ力も魅力の一つだ。
ブラン監督は「チームスピリットがよかった」と日本ラウンドを終えた感想を語った。今大会、スロベニアに初黒星をつけた日本。パリ五輪でシード権を獲得するための最終第3週は18日からマニラで行われる。