ウクライナ・ハルキウ州で、ロシア軍の侵攻を受け国境近くの町ボウチャンスクから避難した人(2024年5月12日撮影、資料写真)。(c)Roman PILIPEY / AFP

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【AFP=時事】ウクライナ当局は16日、北東部ハルキウ(Kharkiv)州に国境を越えて再侵攻してきたロシア軍が、国境近くの町ボウチャンスク(Vovchansk)で民間人数十人を捕らえて「人間の盾」として利用していると非難した。

 ハルキウ州警察の捜査責任者はテレビで、「35〜40人」がロシアに拘束され、尋問を受けていると語った。

 さらに「ロシアは彼らを前線司令部の近くの1か所に集め、実際に人間の盾として利用している」と主張。

「人質の中に子どもがいるかについては情報がない。町には主に自宅を離れたくない高齢者が残っていた」と続けた。

 AFPは捜査責任者の主張について、独自に検証できていない。

 ロシア軍が先週、国境を越えて地上侵攻を開始したのを受け、ウクライナは今週、約9000人を避難させた。

【翻訳編集】AFPBB News

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