作品愛の賜物!?子どもの頃にアニメタイトルをレタリングしたVHSのラベルが尊い
こちらは、アニメ番組のタイトルロゴを手描きで描いたというラベルが貼られているビデオテープの山。懐かしいアニメのタイトルばかりが並んでいる様子がX(Twitter)に投稿され話題になっている。
子供の頃一所懸命レタリングしたビデオテープ見て(※メタルダーは、メタルダーソーセージのパッケージ紙箱を切って貼りました) https://t.co/qt0T6E82mz
— ヒメミヤ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ツイッター(新人) (@hime_w_cq_of_bs) 2024年5月8日
20年ほど前までは、テレビ録画にはビデオデッキとビデオカセットが一般に利用されていた。VHSテープは録画時間が限られており、テープ1本ごとに録画するため内容が分かるようラベルシールに情報を記入しておく必要がある。
当時そのラベル作りにこだわっていたというのが、今回投稿した投稿者のヒメミヤ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ツイッター(新人)(@hime_w_cq_of_bs)さんだ。
「子どもの頃一所懸命レタリングしたビデオテープ見て」というコメントとともに投稿された画像には、アニメタイトルのロゴを模して、カラーペンを駆使し描いたであろうラベルがずらり。『北斗の拳』『忍者戦士飛影』から『ミンキーモモ』と、さまざまなアニメの懐かしタイトルが並んでいる。
この投稿にXユーザーからは「わかるー。ここまではやってないけどちょっとでもきれいに作りたかった」「大して金もなくまた供給がない時代に、こうしてコツコツ自分で作ったり撮り溜めたりそれらしく加工してみたり、努力が見られるの尊さがある」など、共感と当時を懐かしむ声が多数集まっている。
作品愛を感じるこのラベルはどのように描かれたのか? 当時の思い出をヒメミヤさんに聞いた。
なんか自分の中ではやってたんですかねレタリングがノートもコレだしなー https://t.co/CiTqQgBGDE
— ヒメミヤ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ツイッター(新人) (@hime_w_cq_of_bs) 2024年5月8日
アニメ雑誌からタイトルロゴをトレースして転写
VHSテープのラベルのレタリングは何歳ごろに描かれたものですか?
小学校高学年から中学生の頃だったと思います。10歳〜15歳ぐらいの時でしょうか。
自作ラベルの本数は100本以上あったと思います。
当時のレタリングの方法を教えてください。
アニメ雑誌などにあるタイトルロゴをトレーシングペーパーで写して、後ろを鉛筆で塗りつぶして転写するか、カーボン紙をしいてボールペンでなぞりVHSラベルに写してから、マジックなどで色を塗っていました。
どんな思いでレタリングを描かれていたのでしょうか?
子どもだったので、お金がなく市販のビデオは買えなかったので、少しでもホンモノっぽく見せたくて描いていました。
思い入れのあるタイトルは、世界名作劇場の『牧場の少女カトリ』でしょうか。LPレコードのロゴを写した記憶があります。
子どもの頃ながら、さまざまな技を駆使して製作された模写ラベル。
同じようにVHSテープやカセットテープ・MDのラベルにこだわっていたあの頃を思い出した人も多いのではないだろうか。
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