シュークローゼットをつくれば、玄関が散らからずすっきりした状態を保てます。ハウスメーカーで家を建てた日刊住まいライターは、靴だけでなくベビーカーや傘、外で遊ぶオモチャまで収納できるようにしました。換気扇を設置し、におい対策も万全。コンセントもつけたので充電基地としても便利なスペースに。詳しくレポートします。

すっきりした解放感のある玄関にしたい!

筆者は、夫と2歳の息子の3人家族。ハウスメーカーで建てた、4LDKの2階建て住宅に暮らしています。家は今年1月に完成し、入居したばかりです。

新しい家は、「家の顔となる玄関は、すっきりさせたい」「ごちゃごちゃした状態を来客に見せたくない」との思いがあった筆者。ハウスメーカーの担当者にも相談して、たっぷり収納できるシュークローゼットを設置することにしました。

結果、すっきりした玄関を保つことができています。さっそくこだわったポイントを詳しく紹介します。

フレキシブルに使える!可動式の棚を3列設置

こちらがわが家のシュークローゼットです。

シュークローゼットの内部は、幅216×奥行き87cm。扉をあけると、奥の壁一面に、3つに分かれた収納棚があります。

ちなみに棚はすべて可動式。ブーツやサンダルなど靴のサイズにあわせて、高さ調整ができます。ニトリで購入した消臭効果つきシートを敷いて、その上に靴を置いています。

ここにはベビーカーや、外遊び用のオモチャも収納しています。今後、子どもが増えても、大量の靴を収納できるボリューム感があり安心。3つのうち、手前側の収納棚の下部は、棚板を外して傘をかけるバーを取りつけました。ですから、傘立ても不要。

換気扇があるのでイヤなにおいがこもらない!

消臭対策として、シュークローゼットの中に換気扇をつけました。おかげで気になるにおいもありません。

じつは窓での換気も考えました。しかし、ハウスメーカーの担当者から、「換気扇に比べるとあまり換気効果は期待できない」とのアドバイスもあり、換気扇を採用。

靴だけでなく灯油も置いているので、換気扇をつけてよかったと感じています。

あると便利!シュークローゼット内のコンセント

シュークローゼット内にはコンセントも設置。靴乾燥機や散歩用の懐中電灯、電動自転車のバッテリーなど外回りで使用するもので充電が必要なときに使っています。

家の中まで持ち込みたくないものや、屋外での充電は不安なものもあるわが家。シュークローゼット内で充電できるのは助かります。

キャンプ道具も収納できる階段下収納

シュークローゼットの奥は、階段下にあたる部分。このデッドスペースを使わない手はないと、キャンプ道具などを入れておける階段下収納もつくりました。

ちなみにこの階段下収納は、靴を脱いで一段上がるつくりに。奥行きが100cmもあり、キャンプ道具を収めても、まだ余裕があります。今後は、普段あまり使わない靴を箱に入れたまましまったり、春夏で使わなくなるストーブなどを置いておいたりするのもいいかなと考えています。

玄関が広く見えるよう大きめの鏡を設置

シュークローゼットをつくることを優先したので、玄関はコンパクトに。少しでも空間が広く見えるように、シュークローゼットの向かいの壁に、大きめの鏡を設置しました。この鏡のおかげで、外出前に全身をしっかり確認できます。

鏡にも映っていますが、向かいのシュークローゼット脇には手すりを設置。靴を履くときの手助けになっています。

消臭効果のあるエコカラットで高級感もプラス

玄関を入った正面には、消臭効果も期待できるエコカラット(調湿効果がある内装壁タイル)を採用。上部に照明もつけて、高級感のある玄関になりました。

大きめのシュークローゼットをつくり、階段下のデッドスペースも収納スペースにすることで、ごちゃつきがちなアイテムを隠すことができました。おかげで玄関がすっきり!

そのぶん玄関の面積は取れませんでしたが、壁をうまく利用したことで、狭さを感じない気持ちのいい玄関になり満足しています。