松本人志の長期裁判に耐え切れず…『ダウンタウンDX』で局が密かに進める「打ち切りへの布石」

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週刊文春に性加害疑惑が報じられ、文藝春秋社などと裁判中の『ダウンタウン』松本人志。昨年末の第一報から数ヵ月が経ち、テレビ界も松本人志がいない状態が当たり前となった。

3月28日に行われた第1回口頭弁論では、松本側が「A子」「B子」の氏名(芸名)、住所、生年月日、携帯電話番号、LINEアカウント、さらには容姿が分かるような写真の提出も文春側に要求。それらがないと

「事実がどうか分からない」

と主張。対して文春側の弁護士は

「こんなことは初めて」

「やってないなら特定する必要はない」

と呆れており、“全面戦争”に。次回は6月5日にオンラインで行われる。

「性加害も不倫もやっておらず完全な潔白を主張するならここまで長期間休む必要など全くない。しかし実際スポンサーが次々と降りていき、芸能界を追放されるような流れになるのが嫌だったので、“裁判に注力する”ということで活動休止にしたのでしょう。実際、提訴後に海外で過ごしていたようなので、基本的には暇を持て余しているはずです」(女性誌記者)

一方“自粛の先輩”である『アンジャッシュ』渡部建は4年ぶりに単独MCを務める『WATABET〜それ、オレのだからね?〜』が12日からDMM TVで独占配信されている。まだ地上波に本格復帰というレベルまではいかないが順調に仕事は増えている。最近では騒動のイジリや自虐もお手の物という感じで笑いに変えている。

松本は休止前には在京キー局で6本のレギュラー番組があったが、今も粘り強くダウンタウンの“冠”が残っている番組もある。

『水曜日のダウンタウン』(TBSテレビ系)、『ダウンタウンDX』(読売テレビ制作・日本テレビ系)、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)の3つだ。他のレギュラーは名前が変わったり、MCを差し替えられたりして痕跡を消されてしまったものが多い。

「『水曜日のダウンタウン』はそもそも松本さんの力量ではなく、演出の藤井健太郎氏のコンテンツ力で人気が出た番組です。松本さんがいなくてもやっていけることは間違いないですが、水面下で打ち切りを画策している番組も出てきていますよ……」(テレビ局関係者)

ダウンタウンといえば、まさにお笑い界の頂点に君臨するコンビ。それだけに、吉本興業の手前、簡単に番組を終わらせることはなかなかできないハズだったが……。

「実は『ダウンタウンDX』に関しては秘かに終わらせようとしています。番組を制作している読売テレビをはじめ系列局では、“プラチナイト”という枠で新企画を募集しているんです。まずは面白そうな企画を深夜の特番で試して、好評だったらDXと差し替えようと局幹部は考えているようですね。

さすがに長期化する裁判を終え、松本さんが戻ってくるまで番組の体力は続かない。キリのいいタイミングで打ち切られるのは濃厚でしょう」(同・テレビ局関係者)

初公判の前には

「一日も早くお笑いがしたい」

とコメントしていた松本。果たして裁判が終わったあと、彼が戻る場所があるのだろうか……。