東京スプリント・ジャスティンと西啓太騎手 (C)Hiroki Homma

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 4月10日、大井競馬場で行われた交流G3・東京スプリント(ダ1200m)は、西啓太騎乗のジャスティンが中央勢を撃破した。ジャスティンは中央馬として2020年にこのレースを制しており、大井に移籍してきてもその走りに衰えはなかった。

東京スプリント、勝利ジョッキーコメント
1着 ジャスティン
西啓太騎手
「(2日連続の勝利)素直に嬉しいですね。追い切りでコンスタントにコンタクトは取らせていただいたので、あとは競馬での感じを森騎手に話を伺ったり、レース映像を見て自分なりに考えて、それが今回うまくいったかなと思います。(中央相手でもスピード負けしませんでしたね)そうですね。手応え抜群でした。(直線は)もうほんとにがむしゃらに追うだけでした。坂井先生には日頃からお世話になっていて、こうやって力のある馬、チャンスある馬、オーナーさん初めチャンスをくださって、こうやって結果として恩返しすることができて良かったです。今日は応援ありがとうございました。久しぶりにジャスティンの強い競馬を見せることができて嬉しく思います。これからも僕自身頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします」

坂井英光調教師
「(昨日に引き続きの勝利、今のお気持ちは)嬉しいですね。西騎手と細かいところまで密に打ち合わせして、この競走に挑みました。西騎手も完璧に乗ってくれていい結果が出て嬉しく思っています。僕のイメージ通りに乗ってくれて本当に嬉しいです。(体重-7kgだが今日の馬の様子は)体重が減ったのはそこまで気にならなかったです。ガレている感じも無かったし、状態は良かったです。(転厩後初タイトル)このチャンスをくれたオーナーと矢作先生の期待に応えたくて、1つはタイトル必ず取らないと、と思っていました。交流重賞なので先に繋がると思っています。(次走の予定は)ベストが1200mの子ですが1400mもいけるかなと思っています。また協議してローテーションを決めたいです。今日はジャスティン号の応援ありがとうございます。これからも頑張ってやっていきたいと思っていますので応援よろしくお願いします」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 4月10日、大井競馬場で行われた11R・東京スプリント(Jpn3・4歳上オープン・ダ1200m)は、西啓太騎乗の5番人気、ジャスティン(牡8・大井・坂井英光)が快勝した。2馬身差の2着に3番人気のクロジシジョー(牡5・栗東・岡田稲男)、3着に2番人気のテイエムトッキュウ(牡6・栗東・木原一良)が入った。勝ちタイムは1:12.3(重)。

 1番人気で松若風馬騎乗、アームズレイン(牡4・栗東・上村洋行)は、8着敗退。

【写真】東京スプリント2020年以来2度目の制覇
東京スプリント レース写真 (C)Hiroki Homma

 西啓太騎乗の5番人気、ジャスティンが東京スプリント2度目の制覇を飾った。レースでは激しい先行争いを見ながら中団前目、馬群の中を追走。3、4コーナーでは絶好の手応えで直線まで運ぶと、直線入口から一気に先頭へ。そのまま中央勢を振り切る完勝だった。鞍上の西啓太騎手は昨日のブリリアントカップに続いて連日の重賞勝利となった。

ジャスティン 38戦10勝
(牡8・大井・坂井英光)
父:オルフェーヴル
母:シナスタジア
母父:Gone West
馬主:小田吉男
生産者:天羽禮治

【全着順】
1着 ジャスティン 西啓太
2着 クロジシジョー 戸崎圭太
3着 テイエムトッキュウ 北村友一
4着 ヘリオス 武豊
5着 ギャルダル 矢野貴之
6着 マルモリスペシャル 御神本訓史
7着 ボイラーハウス 達城龍次
8着 アームズレイン 松若風馬
9着 ギシギシ 吉原寛人
10着 プライルード 本田正重
11着 アポロビビ 和田譲治
12着 メルト 丸野勝虎
13着 スナークダヴィンチ 安藤洋一
14着 キュウドウクン 高橋哲也