「失言か、言葉狩りか」徳光和夫が大谷翔平妻への「控えめな笑顔」発言が”時代錯誤”と指摘で戦々恐々

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フリーアナウンサーの徳光和夫の発言がまたもや物議を醸している――。

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平が、新妻の田中真美子さんを突如お披露目した。真美子さんは昨年まで富士通のバスケットボール部に所属していたトップアスリート。ネット上では「めちゃめちゃ美人」「お似合いすぎる」「完璧な夫婦や」など祝福の声が殺到した。

夫妻はパドレスとの開幕戦のため、3月15日に韓国へ。空港に降り立った夫妻をカメラマンが追いかけ、あまりのフィーバーぶりに真美子夫人はハニかむ様子も見せた。

この光景を見たフリーアナウンサーの徳光和夫は16日、パーソナリティーを務めるラジオ番組で

「控えめな笑顔が大変すてきな女性ですね」

と称賛し

「いいお嫁さんになられることでありましょう」

とコメントした。

徳光は純粋に祝福しただけだったが、SNS上は「控えめな笑顔がすてき」というワードに敏感に反応。徳光から“妻は夫の3歩うしろを歩く”的な昭和のニオイを感じ取ったようで

《時代錯誤がひどい》

《そもそも控えめな笑顔かどうかは本人しかわからない》

などの意見が寄せられた。

徳光は’21年10月にもユーチューブ動画の中で、明石家さんまの偉大さについて

「お目にかかった時、本当に若々しかったですね。まだ、AKBの1人や2人は妊娠させられますよ」

と形容し大炎上。同年8月の『24時間テレビ』(日本テレビ系)では、東京五輪レスリング女子50キロ級で金メダルを獲得した須崎優衣選手に

「結婚されてお子さんが誕生したら、あなたのレスリングや生き方を教えてあげてください」

と語りかけ、ネット上で

《女性は結婚して出産するのが当たり前なのか》

という声が寄せられた。

こうした“前科”があるだけに、大谷妻への発言も悪目立ちしてしまったようだが、他方で「言葉狩り」という意見もある。

「ダウンタウン松本人志さんの文春報道、サッカー元日本代表の伊東純也さんの新潮報道を機に、メディア側の伝え方に対する風当たりが強くなった感じがします。徳光さんのケースでも、発言を切り取られて“老害”批判に発展してしまう。テレビやラジオのMCは最近こぞって“失言恐怖症”になっています」(スポーツ紙デスク)

同様に、NHK Eテレ『おかあさんといっしょ』の18代目うたのおねえさんを務めた歌手・つのだりょうこも、ネット上で“不手際”を指摘され、謝罪に至った。

つのだは10日、急逝したTARAKOさんが出演予定だった4月7日開催の仙台フィル特別演奏会『オーケストラと遊んじゃおう!2024』に代役として出演することが発表され、自身のXで告知。しかし一部で、TVアニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)のまる子役の代役を務めると誤解され、11日に

《昨日のリポストが誤解をうむような書き方をして、沢山の方にご迷惑をおかけしてしまったので削除致しました。優しいコメントや応援のコメントを寄せてくださった皆さま、申し訳ありませんでした》

と、当該投稿を削除して謝罪した。つのだは音声プラットフォーム『Voicy』でも詫び

「『りょうこおねえさん、あんたそりゃ、うっかりだね』とTARAKOさんの声が聞こえてきたような気がしました」

と話した。これにテレビ局関係者は

「誤解を生んだというXでの告知も、きちんと読めば『ちびまる子ちゃん』の声優でないことはわかります。業界では『これで謝罪しなければならないのか……』と気の毒に思う人がほとんど。批判した側はそれでも『誤解を生まないようにすべき』と主張するのでしょうが、どこまで完璧を求めるつもりなのか……」

と同情する。

どこで何が炎上するかわからない時代。しばらくは細心の注意を払うほかないようだ――。