2024年3月11日、すべての無料版CopilotユーザーがOpenAIの「GPT-4 Turbo」にアクセスできるようになったことが、Microsoftの広報担当責任者から発表されました。

Microsoft has added the GPT-4 Turbo LLM to the free version of Copilot - Neowin

https://www.neowin.net/news/microsoft-has-added-the-gpt-4-turbo-llm-to-the-free-version-of-copilot/

Microsoft quietly upgraded Copilot's free version to GPT-4 Turbo. Here's why it matters | ZDNET

https://www.zdnet.com/article/microsoft-quietly-upgraded-copilots-free-version-to-gpt-4-turbo-heres-why-it-matters/

これまで、「GPT-4 Turbo」へアクセスできるのは月額20ドル(日本では3200円)を支払った「Copilot Pro」の利用者のみでした。しかし、3月11日、Microsoftの広告・ウェブサービス部門責任者であるミハイル・パラキン氏が「GPT-4 Turboが『かなりの作業を経て』無料のCopilotユーザーでも利用できるようになりました」と発表し、「GPT-4 Turbo」が全ユーザーに解放されたことがわかりました。





パラキン氏によると、Copilot Proの利用者は必要に応じて「GPT-4 Turbo」と「GPT-4」を使い分けられるとのことです。

OpenAIがGPT-4 Turboを発表したのは2023年11月のこと。GPT-4 TurboはGPT-4からいくつかのアップグレードを果たしており、処理できるテキストの量は8000トークンから12万8000トークンに増加。これまで2021年9月までの情報しか持たなかったものが、2023年4月までの情報に更新されました。

OpenAIがGPT-4のアップグレード版大規模言語モデル「GPT-4 Turbo」を発表、2023年4月までの知識を持ちコンテキストウィンドウは128Kで価格は控えめ - GIGAZINE



このGPT-4 Turboをいち早く採用したのが、OpenAIと提携しているMicrosoftでした。Microsoftはその後もGPTのカスタムバージョンを利用できるようにする「Copilot GPT Builder」などを導入するなど、精力的にアップデートを続けています。

また、Samsungからリークされた販促資料から、CopilotとGalaxyスマートフォンとの統合が強化されるなど、Copilotのさらなる新機能が間もなく明らかになる可能性が示唆されています。