決勝進出を決め、歓喜するJTマーヴェラスの選手たち【写真:中戸川知世】

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バレーボールVリーグ1部ファイナルステージ

 バレーボールのV1リーグ女子ファイナルステージ(FS)は25日、東京・片柳アリーナで準決勝2試合が行われ、レギュラーラウンド(RR)1位のJTマーヴェラスと同2位のNECレッドロケッツが3月3日の決勝に進んだ。

 JTは同4位の埼玉上尾メディックスと対戦し、3-1(25-16、23-25、25-20、25-20)で勝利した。第2セット(S)を奪われ、1-1で迎えた第3S。序盤から5連続ポイントで突き放すと、そのまま主導権を渡さず。第4Sも危なげなく奪い、決勝進出を決めた。

 セットカウントで並ばれる展開でも、日本代表の林琴奈は「焦りは全然なかった。自分たちのミスが多いセットだったので、そこを修正すれば流れが来ると思っていた」と振り返り、RR全勝の修正力を示した。

 両チーム最多となる19得点を挙げたドルーズ・アンドレアは「全員で掴み取った勝利。チームの雰囲気も良く、積極的にコミュニケーションを取れたのですごく良い試合だった」と胸を張った。

 決勝では連覇を狙うRR2位のNECレッドロケッツと対戦する。RRでは2勝したが、天皇杯では敗れた強敵だ。「昨年は5位と悔しい結果だった。今シーズンはこのメンバーで何が何でも勝って終わりたい」と林。3季ぶりの優勝へ、力強かった。

 NECは3-0(25-15、25-17、25-16)でRR6位のトヨタ車体クインシーズに快勝。日本代表の古賀紗理那は「相手の対策というよりは、クオリティの高いプレーをしようという話をしていた」と振り返り、決勝へ向けて「ファイナルは緊張すると思いますが、体も心も良い準備をしてやっていきたい」と意気込んだ。

(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)