49歳、食事制限なしで「7kg減」。お弁当は野菜やフルーツたっぷりで美腸を意識
50代前後は、体の変化を感じやすい時期。とくによく聞かれるのが「太りやすくなった」「筋力を維持しながらやせるのが難しい」など、ダイエットに関するお悩みです。国内最大級のAI食事管理アプリ『あすけん』の管理栄養士である道江美貴子さんに、50代のダイエットについて教えていただきました。
無理なダイエットをしなくても体は変わる！
若い頃は、数日間食事を我慢すれば体重が落ちていた人でも、無理なダイエットでは効果が出なかったり、たとえやせても体調を崩したり…。
「人間には、生命維持のための必要最小限なエネルギー消費、すなわち基礎代謝が存在します。50代は仕事や家庭での環境変化が起こる時期でもあるため、体を動かす時間や機会も減り、総エネルギー消費量がぐんと下がってきます」（道江さん）
だからこそ、50代からは基礎代謝がダウンする現実と向き合いながら、“なにをどう食べるのか”が、健康のカギに。
「あすけんが推奨しているのは、しっかり食べて必要な栄養をとること。これまでの食生活を見直しながら、年齢に適した体重や体脂肪のコントロールの仕方を学び、実践すれば、無理なダイエットをしなくても体は変わっていきます」（道江さん）
ここでは、実際にあすけんを活用しながら食生活を見直し、体を整えたNさん（49歳）の実例を『あすけん公式 50代からの食べやせ術』（扶桑社刊）より、紹介します。
大好きなワインは諦めずに、半年で約7kg減に成功！
身長162cmのNさんが体重55kgを超えたのは約3年前。
「ワイン仲間たちと飲み食いするうちに、体重が増えてしまって…。お酒はやめたくなかったので、食生活全体のバランスを見直すことに」
あすけんを使ってみると、炭水化物の摂取量が多く、たんぱく質や食物繊維、ミネラルなどが不足と判明。
「朝昼で主要な栄養素を摂り、夜はアルコールを楽しみながら、野菜とたんぱく質を食べる生活にしました」
半年後に目標体重を達成。3年後の今はやせすぎないように調整しながら、理想の体型に向けてトレーニングに励んでいます。
「“食事制限”ではなく“選んで食べる”なので、我慢することなく長く続けられています」
「中年になって背中が丸まり、お肉がついていた」とNさん。背中やお尻もどんどん引き締まりました。
現在の食生活（一例）
Nさんの1日の食事を公開。Nさんはあすけんを使い、AIが提案してくれる管理栄養士監修のダイエットアドバイスをもとに、食べる内容や量を調整しています。
●朝食
生野菜たっぷりサラダ、卵料理、みそ汁、フルーツ3〜5種類、ヨーグルト＋自家製甘酒
●昼食
発芽玄米かオートミール、サラダやきのこマリネ
さらに「AI管理栄養士」のアドバイスを参考にしながら、その日に必要な栄養を含んだおかずを追加。
お弁当をつくるときは、野菜やフルーツたっぷりを意識。
「外食先で“美腸活弁当”を食べた日にあすけん健康度100点を記録したので、自分でお弁当をつくるときの参考にしています」
●夕食
ワイン1 本、ローストポークのサラダ仕立て
夜の食事は軽めに、ローストビーフやローストポーク、カツオや炙りしめサバをサラダ仕立てにして楽しんでいます。
「ワインとのペアリングを楽しむ食生活に切り替えました」
●間食
なし。ワインを気兼ねなく飲みたいので、お菓子は食べないようにしているそう。
現在は体重をキープしながら、より理想に近い体づくりに励んでいるNさん。
「体重は現状維持で充分。今は筋肉をつけて“細くて引き締まった”体づくりを目指しています」
