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「サイバーナビ」でデリカをオンライン化!

ジャパン・キャンピングカーショー2024が幕張メッセで2月5日(月)まで開催中。初日となる2月2日(金)に「カロッツェリア」ブースを訪れてみた。

【画像】アドベンチャー・シリーズも展示 カロッツエリア・ブース【詳しく見る】 全35枚

キャンピングカーを販売するビルダーのブースがずらりと並ぶ中でカー用品メーカーのブースは少数派ではあるが、カロッツェリアが展開するラインナップはキャンピングカーとの親和性抜群。


カロッツェリアのブースでは、実機に触れたり製品について詳しい説明が聞ける。こちらは「サイバーナビAVIC-CQ912III-DC」のシステムを搭載したデモカーのデリカD:5。    AUTOCAR JAPAN編集部

クルマであちらこちらへと出かけ、クルマにも宿泊する、そんなオートキャンパーたちに高性能なカーナビ、高音質なカーオーディオは欠かせない存在だ。

ブース内で注目となっていたのは2台のデモカー。

1台は「デリカD:5」、もう1台は「ハイエース」だ。

車内でゲーム・YouTubeを思う存分

デリカD:5のシステムでメインユニットとなるのは「サイバーナビ」。

カロッツェリアカーナビのフラッグシップで、このクルマには9型HDディスプレイや通信機能を標準搭載したAVIC-CQ912III-DCを装着。純正位置にスマートにインストールされている。


デリカD:5は、後席乗員の目の前にプライベートモニターを配置。ゲーム機を楽しむのには最適だ。    浜先秀彰

カロッツェリア独自のスマートループを活用したスーパールート探索は最新の渋滞データとサーバに蓄積されたデータを組み合わせて“高精度な渋滞回避ルートガイド”を実現。また、最新の地図を使い続けられる自動地図更新も備えている。

一方エンタメ機能では一般的なAVソースのほかに、スマホを用いずにYouTubeの視聴ができるストリーミング再生や、車内に持ち込んだスマホやタブレット、ゲーム機などの通信機能が定額使い放題となる車載Wi-Fiも利用できる。

そしてナビで再生した映像を後席でも快適に楽しめるモニターのラインナップも豊富。

前席背面に装着するプライベートモニターや天井吊り下げのフリップダウンモニターなどを用意している。

オンライン化で休日の過ごし方を広げるカロッツエリアらしい提案だ。

ハイエースに9型フローティング「楽ナビ」

ハイエースのシステムでメインユニットとして据えられていたのは「楽ナビ」。

スタンダードシリーズに位置づけられてはいるものの昨年のフルモデルチェンジで大幅な進化を遂げ、通信機能を標準搭載(一部機種を除く)した。


ハイエースには、フローティング式の9型HDディスプレイを採用する楽ナビ「AVIC-RF920-DC」を搭載。    AUTOCAR JAPAN編集部

しかもこのクルマに装着されていたのは9型HDディスプレイ搭載の「AVIC-RF920-DC」。ハイエースのカーナビ装着スペースは2DINサイズのため本来は7型までのモデルしか装着できないのだが、本体とディスプレイがアームで接続される“フローティングスタイル”とすることで純正にない大画面を実現している。

もちろん通信を標準化した恩恵は大きく、通常使用する「お出かけ検索」ではネット検索のように好みのワードを入れてサーバ上のデータを取得でき、地図の自動更新も行える。ガソリンの最新価格や駐車場の満空情報も確認OKだ。

パイオニアのアイテムたちが集合

楽ナビは使いやすさも大きな特徴だが、案内交差点までの距離感を信号の数で知らせる「信号機カウント交差点案内」も搭載している。

ハイエースには専用のスピーカー取付キットがラインナップされており、スマートな装着を生み出している点も見逃せない。さらに後席用モニターをシステムアップすることもできる。


後席にフリップダウンモニターやマウントスピーカーを装着したハイエースのデモカー。    浜先秀彰

サイバーナビ、楽ナビともに“通信を標準搭載するオンライン化”によって、初めての場所でも迷わず安心してドライブできる信頼性の高いナビ機能、キャンプ場など旅先でのくつろぎタイムを一段と充実してくれるエンタメ機能を実現。キャンピングカーに最適なカーナビといえるだろう。

このほかブースではAI搭載型オールインワン車載器の「NP1」や、車載Wi-Fiルーターの「DCT-WR100D」などを展示。

通信機能を活用することでカーライフをより楽しませてくれるアイテムたちだ。