老いを感じるほど年をとってはいないけれど、若い頃との違いが身にしみる40代。「マルサイの惑いっぱなし40代」では、現在44歳、3人の息子と夫と暮らすイラストレーターのマルサイさんが、美容やファッションを始めとした40代の悩みに、七転八倒しながら向き合っていきます。ここ数年、テレビや雑誌などでよく聞く「パーソナルカラー」や「イエベ・ブルベ」といった言葉。「わかったところで、大して変わらないのでは」と思っていたというマルサイさんですが…。

恐ろしく顔色の悪い44歳、「イエベ・ブルベ」どっちなの？

何年か前からよく耳にする「イエベ・ブルベ」。おそらく肌の色味のこと、イエローベースかブルーベースかってことなのでしょう。

それなら私は、学生時代からよく「具合悪い？　大丈夫？」と尋ねられることが多かったし、「リップやチークをしないと生きているのか死んでいるのか分からない」と言われるくらい顔色が悪いので、おそらくブルベです。

でもよく分からないのが、春だの秋だの夏だの、季節分けにしてるやつ。春夏秋冬に分ける目安はいったいなんなのだろう？

まぁそれがわかったところで、今さら持っている服や化粧品の色味を変えるのも面倒だし、黒っぽい服が好きなのだからそれでいいや。なにを合わせても大して変わらんし…と思っていたのです。

●最近気づいた意外な事実…

ところが最近、「茶色と橙色を合わせたような色の服を着ると、顔色がよく見える」ことに気づいたんですよね。

理由は分からないけど、鏡で合わせたときに「あ、活きがいい」と感じるんです。しかも、黒っぽい服を着ているときに比べると、若々しく見える（ような気がする）。そんなわけで、黒ばっかりの衣装ケースに少しずつこの色の服が増えてきています。

もしかして、これが私のパーソナルカラーってやつなのか…！？

俄然パーソナルカラーに興味が出てきたので、調べてみることにしました（ただし、対面式のカラー診断は人見知りが発揮されるので、ネットで診断)。

いざ、パーソナルカラーを診断。驚きの結果は？

髪の色や瞳の色、手のひらはピンクっぽいかイエローっぽいかなど、いくつかの質問に答え出てきた結果は…「イエベ・秋」！！

なんと！　ブルベじゃなかった！！（そもそもパーソナルカラーは、その人の肌、瞳、唇などの色に似合う色のグループのことらしく、肌の色に似た色とは限らないそう）

そんでもって「イエベ秋」に似合う色の中に…。

あった！　私の顔色がよく見える色があった！

そうか、君の色はテラコッタ色というんだね。ついでにイエベ秋に合うアイシャドウの色なども調べてみると、どうやらオレンジやブラウン系が合うそう。

●買い物のたびに迷わなくてすみそう

じつは若い頃からいろいろ試して、40代に入ってから落ち着いたのがまさにオレンジ・ブラウン系だったので、パーソナルカラーってスゴイ！　ってなりました。これで買い物のたびに迷わなくてすみそうです。

薄々気づいていましたが、好きな色だから似合うってわけじゃないんですね…。どおりで小さい頃からピンク色が似合わないわけだ。つくづく、もっと早く知っておけばよかった、と思ったのでした。