中村勘九郎、亡き父・勘三郎さんとの思い出。その型破りな行動に衝撃「ポーンって壁を殴って…」

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1月25日(木)に放送された『徹子の部屋』に、中村勘九郎が登場。2012年に亡くなった父・十八代目中村勘三郎さんとの思い出を明かした。

「反抗してもしょうがない人だったんで、もうなんか反抗する気にもなれないというか。あまりにもすごすぎて…」と、父の存在の大きさを語った勘九郎。

幼少期、反抗期はなかったというが、父から芝居に関して理不尽な注意を受けた際に、一度だけ反発したことがあったそう。

悔しさのあまり壁を殴って穴をあけてしまったという勘九郎は、「これはもっと輪をかけて怒られるな」とヒヤヒヤしていると、父の型破りな行動に驚かされたと話す。

「(父が)『こんなことは俺だってできるんだよ』って言って、ポーンって壁を殴って穴をあけたんです。どこに対抗心を燃やしているのかって。それを見たときに、この人に何を言ってもしょうがないって思いました。(父は)おもしろかったですね」(勘九郎)

また、今年で十三回忌を迎える勘三郎さん。

父がこの世を去ったのはちょうど勘九郎襲名中のとき。「なんだかたまらなかった。僕たちも子どもの頃から勘九郎の父に憧れていて、その憧れた名前を襲名させていただいたときに逝っちゃったんで…」との無念さもある一方、「逆に襲名中でよかったのかもしれない」とのこと。

「襲名があったから、まだ(気持ちを)保っていられたのかな。何にもないときに逝っちゃったら、ちょっと精神が追いつかなかったかも」と振り返った。