【サッカー日本代表】森保監督 アジアカップ期間中の三笘薫の復帰を想定。3大会ぶりのアジア王座獲得へ

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1月12日にカタールで開幕するサッカーのアジアカップに臨む日本代表の大会メンバーが1月1日に発表された。

久保建英選手(レアル・ソシエダ)や伊東純也選手(スタッド・ランス)をはじめ、怪我で戦列を離れている三笘薫選手(ブライトン)、負傷から復帰した冨安健洋選手(アーセナル)が名を連ね、3大会ぶりのアジア王座獲得への森保一監督の強い思いが浮かび上がる選出となった。

26人のメンバーには、板倉滉選手(ボルシア)、遠藤航選手(リバプール)、浅野拓磨選手(ボーフム)ら馴染みの顔ぶれが順当に選出され、前田大然選手と旗手怜央選手のセルティック所属の二人も復帰した。

一方で、11月の2026年ワールドカップ(W杯)アジア2次予選でもプレーした鎌田大地選手(ラツィオ)、メンバー発表直前のタイ代表戦にも出場していた田中碧選手(デュッセルドルフ)らが選外となった。

森保監督は、「招集できるなかでベストのリストを作成した」と説明。

12月21日のリーグ戦で負った左足首の怪我で現在戦列を離れている三笘の選出については、「大会初戦は分からないが、回復は順調にきていて、大会の早い段階で起用できる見通し」と語り、大会期間中の復帰を想定していることを明かした。

また、選外となった選手については具体的な説明を避けたが、「選手も置かれている状況がある。いろいろな条件のなかでリストを作った」と言及。クラブ事情があることを示唆した。

アジアカップは1月12日から2月10日までカタールで開催。

全24チームが4チームずつのグループに分かれてグループステージを戦い、各組上位2位までと3位の中で上位4チームが決勝トーナメントへ進む。

日本はグループDで1月14日の初戦でかつて日本代表を率いたフィリップ・トルシエ監督が率いるベトナム代表(FIFAランキング94位)と対戦。その後、19日にイラク代表(63位)、24日にインドネシア代表(146位)と対戦する。

日本は2019年の前回大会では決勝でカタールに敗れて準優勝に終わっており、今回は2011年以来通算4度目のアジア王座獲得への挑戦となる。

「優勝を目指す」と明言している森保監督は、「前回優勝できなかった悔しさは残っている。世界で勝つためにアジアで確実に勝っていく。高い目標と成長するための志を持って臨みたい」と語る。


取材・文:木ノ原句望