昨夏にはスパレッティ監督の下で33年ぶりのスクデット獲得に成功したナポリ。しかしながらその後に退任し、今はイタリア代表監督に就任した指揮官によれば、翌シーズンへの不安を感じていたことを明らかにしており、まさに現状はそれが命中した格好だと言えるだろう。ルディ・ガルシア監督、さらにその後を受けたマッツァーリ監督の下でも改善は見られず、オシムヘンら負傷にも苦しむ中でコッパ・イタリアではフロジノーネに0−4と屈辱の敗退。ASローマ戦では二人の退場者を出した上に、帰りの道中では指揮官が取り残されタクシーで帰途につき、さらにモンツァ戦で退場処分というおまけ付き。

イタリアメディアは当然、この目に見える危機に反応。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は「ナポリには走り、攻撃性、ゲームのアイデアなど、どの角度から見ても明確な違いは見られない。何も変わっていないし、良くもないし、新しくもない。チームは疲弊し、選手たちからはもはやしっかりした印象は受けない」、『コリエレ・デッロ・スポルト』はモンツァ戦について「4度の絶好機を含む25本のシュート、支配率58.3%。それでもPKセーブのGKによって敗北を免れたに過ぎない」と綴った。

いずれにせよ、1月7日にトリノFC戦へと挑むその前に、年が明けてしばしの休息に入る。デ・ラウレンティス会長は「2024年には怪我なく思うように物事が運ぶことを願ってやまない」と述べ、「現状は私の責任でありすべてのナポリ人、そして何よりもファンに謝らなければならない」とコメント。ただ「シーズンはまだ長いし、移籍市場にも反応するはずだ」としてここからの巻き返しを誓っている。