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 熾烈なブンデスリーガ首位争いを演じている、バイヤー・レヴァークーゼンとバイエルン・ミュンヘン。そこに1つの大きな障害がまもなく、訪れようとしている。1月12日から2月10日にかけて開催されるアジアカップと、1月13日から2月11日にかけて開催されるアフリカカップだ。当然のことながらこれは今季開幕前から予見できていた障害であり、予想外の飛躍を演じているレバークーゼンのロルフェス競技部門取締役はそれでも、「特に眠れないような夜を過ごしているわけではないさ」と自信をのぞかせる。「我々は夏からこの状況に備えて、あえてそれぞれのポジションに2人ずつ配置しているのだからね。それだけではなく複数のポジションでプレー可能な選手により、幅の広さを実現させた。非常に満足してているところだよ」

最大リーグ戦5試合を欠場することになるこの日程のなかで、レバークーゼンはチーム得点王ボニフェイス(ナイジェリア)に加え、タプソバ(ブルキナファソ)とコスヌ(コートジボワール)いう2人のセンターバック、つまりはチームの屋台骨のうち3枚が欠如する可能性があり、インカピエとスタニシッチが守備の要ヨナタン・ターと共にこの穴埋めに挑む。いざとなればアンドリヒもボランチから下がってプレーすることが可能だ。CFでは1年ぶりの復活を遂げたシックが徐々にペースを上げてきているところでまだ不安は残るが、シックと共にヴィルツ、ホフマンという布陣は穴埋めレベルではなく、この3ポジションの代役にフロウジェクも控える所。両ウィングに関してはアドリ(モロッコ)とテラ(ナイジェリア)が不在となるだろうが、そこでは「アルトゥールとフリンポンもいける」とロルフェス氏。ただその前者が月曜の練習で負傷、3ヶ月の離脱に入ったことから、予定外の補強に動く可能性は否めないだろう。

 逆にバイエルン側はむしろ予想通りに、この冬に補強へと動くはずだ。とりわけ3人しかいないセンターバックでは、またイス・デ・リフトが膝の負傷により離脱、そのためゴレツカが急遽センターバックとしてプレーしているという現状がある。そしてキムがアジアカップ参加ということもあり、補強の必要性は更なる高まりをみせているところだ。また左SBもデイヴィースの直接の交代要員は存在せず、ゲレイロは必ずしもSBでのみ計画されているわけではないようだ。実際にMFのライマーが右SBとして起用され、そして左SBにマズラウイがサイドチェンジして起用されることもあり、ただいずれにしてもマズラウイはモロッコ代表としてアフリカカップ参加。代替要員のブナ・サールも本来は参加を期待していたが、ただ練習中の負傷によりいずれにしても離脱へと入った。そのため今冬のバイエルンの補強ポイントとしてはセンターバック、そして右サイドバック、できれば両サイドでプレー可能な選手をあてがいたいところ。

ブライアン・サラゴサ、獲得しても来季向けか

 比較的無害で済むのがバイエルンの中盤だ。キミヒもゴレツカも、そしてライマーもいずれも来夏のユーロ出場を視野に入れる選手たちであり、ただそれでも昨夏に守備的MFの獲得間近にまで迫っていたことから、条件がそろえば獲得に動く可能性はあるだろう。すでに上層部からは獲得への承認は得られているようで、レンタルでも買取りでも両方のシナリオに対応できる。ちなみに既にマルティン・ズビメンディ(レアル・ソシエダ)が浮上中だが、こちらの例外条項に定められた金額は6000万ユーロ。また攻撃陣においてもケイン、ムシアラ、コマン、サネ、ニャブリ、ミュラーなど、主力のすべてが欧州の国に属していることから、複数のメディアで獲得間近と伝えるFCグラナダのブライアン・サラゴサについては、どうやらこの夏までは特にバイエルンに加入することはなさそうだ。そのためこの冬のバイエルンが描くシナリオとしては、獲得が比較的困難な冬の移籍市場で上記の戦力を確保に集中し、そしてデ・リフトの復活も含め冬季準備期間を利用して、後半戦での更なる飛躍に備えた準備を推し進めていきたい。