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 元イングランド代表監督で、トッテナムやバルセロナでも指揮をとった、テリー・ヴェナブルズ氏が80歳で他界した。家族からは「素晴らしい夫であり父親を失い、私たちは深いショックを受けています。彼は長い闘病の末、昨日安らかに息を引き取りました」との声明を発表。悲痛に暮れるその気持ちを綴ると共にプライバシーの尊重も訴えている。

 現役時代はチェルシー、トッテナム、クイーンズ・パーク・レンジャーズ、クリスタル・パレスでリーグ戦500試合以上に出場。イングランド代表としての経験ももつが、なんといってもその名を知らしめたのは引退後。クイーンズ・パーク・レンジャーズで1部リーグを5位に導き、FAカップ決勝にも進出するなど大成功を収めた後、1984年にFCバルセロナで優勝を達成。その後スパーズでFAカップで優勝し、クラブの経営陣に昇格。最終的にはアラン・シュガー監督との諍いを経て1993年に退団すると、直後にイングランド代表監督就任。それからはイングランドのクラブフットボールでさらなる役職やオーストラリア代表コーチを務めた後、1998年から再びイングランドのクラブシーンに戻っていた。

グアルディオラ監督「ヴェナブルズ氏は見たことのないものを見せてもらった」

  「バルセロナはリーグ優勝した場面を初めて目にした時、私はヴェナブルズ氏と同じ場所にいたんだ」と、同氏の死を「イングランドサッカーにとって大きな損失」と惜しんだ、ペップ・グアルディオラ監督は回顧。「当時はただのファン、ボールボーイだった」グアルディオラ少年が、優勝後に肩車され喜ぶヴェナブルズ監督を両手で拍手し祝福する写真が現存する。「私は彼のアプローチにとても興味があった。見たことのないものを導入していたんだ。フォーメーションの変更、独特のプレッシング、そして何より優れたセットプレー。ヘディングでの得点が多かったんだ」と言葉をつづけている。