10月27日の大竹まことゴールデンラジオは、FNNプライムの「食料品高騰で“エンゲル係数”が過去最高域の29%に」という記事について取り上げ、青木がコメントした。

FNNプライムによると、今月10月に発表されたエンゲル係数が過去43年間で最も高い29%に達した。エンゲル係数は家計の消費支出に占める食料費の割合を示したもの。43年で最も高い水準となり、食料品の値段が高くなったことで、特に高齢者の生活が圧迫されている状況だ。

大竹「過去43年さかのぼるまでこのエンゲル係数が高くなっちゃったと。エンゲル係数は今言ってくれたみたいに収入に対する食費の割合で、高い程厳しいっていうことだよね。それが、年寄りにしわが随分たくさん寄ってきてるっていう話なんだけど」

室井「四世帯に一世帯のお年寄り世帯が貧困」

青木「お年寄りもそうだし、1人親家庭だったりとか、女性1人で子育てしてるような家庭なんて言うのは収入が少なくてその中で食べなくちゃいけないってことになってくると、当然エンゲル係数はもっと高いということになるでしょう。今更言うまでもなく、エンゲル係数っていうのは食費が占める割合なので。食うっていうこと以外に金が使えないってことはある種貧しさの象徴みたいな所もあるので、これが上がってきてるというのは、賃金も上がらない所得も増えないっていう状況の中で、ものを食うだけでカツカツになっている状況があるわけですよね。一定データのそういう人たちに対する支援は必要だけど、やっぱり根本問題としては、所得賃金を増やす。社会の構造変化をさせて成長産業みたいなものを見つけ出してっていうようなことをやらなくちゃいけない。それを全くやらないで、ある種減税という目先の人気取りみたいなことをして、さらに社会がシュリンクしていっちゃうっていうようなことになるんじゃないかなと思います」

室井「成長産業を作るって、ちょっと時間かかるかもしれないけども大事だよね」

大竹「もっと前からやって来なくちゃいけなかったことだよね。それを今までの既得権益ってのを守って守って守って今日まできちゃって、一気にそのふたが開いちゃったっていうのが現実だと思うんだけどね」