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第27回:グリーン周りでの豆知識

ゴルフ好きのタレント・雪平莉左さんが、アマチュアゴルファーを代表してレッスンを受ける連載。今回はロングホールの3打目からホールアウトまでです。グリーン周りでは距離のあるバンカーや、グリーン周りのラフの芝目の見極めなど、スコアアップに役立つアドバイスを受けました。


雪平莉左さんがグリーン周りでのショットを学んだ

【動画】↓↓↓

【左足上がりでの打ち方】

関浩太郎(以下関コーチ)3打目やってきました(パー5)。ラフからのショットになります。クラブの選択はどうしますか?

雪平莉左(以下雪平)大きく振りたいなと思って、ラフなんですけどウッドでいってみたいんですけど、どうですか?

関コーチ 通常、ラフですとやめておいたほうがいいかなと思います。ただ、ここはちょっと左足上がりですね。ボールも芝に浮いてる状態ですので、こういう場合でしたらフェアウェーウッドで打ってもいいと思います。

雪平 わかりました!(打ちます。真っすぐ飛んでフェアウェーに行きました)

(4打目地点です)

関コーチ 4打目ですね。先ほどからずっと打ち上げの状況。左足上がりがずっと続いています。2打目、3打目とちょっとだけダフっているので復習です。

 左足上がりの状況でそのまま振ると、右足体重になってダフリやすくなってしまいます。ダウンスイングのあとに体重がしっかり左足に乗るようにして、体を回転させてください。

雪平 わかりました。狙いはバンカー(グリーン手前)の上ですかね?

関コーチ バンカーの中心よりも、ちょっと左ぐらいですかね。

雪平 怖いですね、バンカーの上は。(打ちます)あ〜〜。

関コーチ どうだ? 惜しい!(グリーンに届かずバンカーに入りました)いいショットでしたけどね。

雪平 めちゃめちゃ惜しかったです! でも、狙いはピンポイントでしたよね。

関コーチ 狙ったところに行きましたけどね。

雪平 悔しい!

【距離のあるバンカー】

(5打目。バンカーへ来ました)

関コーチ 惜しくもバンカーへ入ってしまいましたが、バンカーショットはラウンド前のレッスンでしっかりやっていましたね。詳しくは、バンカーレッスンの回(第9回)をご覧ください。

 アゴが高くて、ピンまで距離もあって、ちょっと応用編になります。いつもどおり構えていただいて、フェースの向きを少しだけ開きます。エッジの先が今12時ぐらいで真っすぐ構えているところを、12時半ぐらいにします。

雪平 はい。

関コーチ 結構45度ぐらい右に向けちゃう方がいるんですけど、最近のサンドウェッジはよくできてるので、このぐらいで十分です。

 打ちたい距離の3倍が基本の振り方なので、20ヤードの3倍ですから60ヤード。サンドウェッジのフルショットに近いです。

雪平 そうですね。

関コーチ 思いっきりいってください。ポイントはしっかり体を回すことです。

雪平 はい。回す!(打ちました。バンカーを出て右方向へ向かいました)

 とりあえず出ましたね。

関コーチ バンカーって、手で打ってしまいがちなんですけども、しっかり体を回すことで強く振り抜くことができます。

【ラフの芝目の見極め方】

(6打目地点。グリーン横のラフです)

関コーチ これが6打目になります。寄せワン(寄せて1パット)であれば目標達成です。

雪平 なるほど。寄せたい!

関コーチ ウェッジを使いたくなるんですけど、ポイントは芝目です。クラブで素振りしたり、足で確かめてみてください。打つ方向は芝がすごく引っかかりますが、反対側は滑りますね。逆目というやつです。

 こういう時にウェッジで打つと、もうチャックリ。クラブが芝に引っかかってうまく打てないミスが出ます。

雪平 なるほど。

関コーチ ここはやはり、8番アイアンでの転がし。これも打ち方を以前レッスンしていますので(第20回)、これでいきましょうか。

雪平 わかりました。(打ちます。ピンに向かって転がっていきました)

 これはいい!

関コーチ うまい! これは目標(ダブルボギー)に望みをつなげましたね!

(第7打パッティング地点。カップまで2メートル少しです)

雪平 いきます。(打ちました。距離はピッタリでしたが、わずかに右)

 ああっ!

関コーチ 惜しい! ちょっと弱かったかな。ナイスパットでしたけどね。

雪平 ああ、惜しかった〜。目標達成ならず。

雪平莉左 
ゆきひら・りさ/1994年6月17日生まれ。愛知県出身。趣味:競馬、ゴルフ、映画鑑賞。特技:ダイビング、乗馬、いちごの大食い。
1st写真集『とろける。』が好評発売中。
Twitter:@risa_yukihira
Instagram:risa_yukihira

関浩太郎 
せき・こうたろう/1974年生まれ。カリフォルニアで最新スウィング、クラブ、トレーニング、メンタル理論を学びミニツアーを転戦。帰国後はクラブ職人に弟子入りしフィッティング理論、クラフト技術を習得。これまでのレッスン生は10.000人以上、リシャフト本数10.000本以上、クラブ&シャフト試打年間400本以上。SEKI GOLF CLUB目黒主宰。年間のベストスコアの達成者数は15年連続で100人以上。