9月12日の親善試合でシリアに敗れた中国代表。試合後、ホームサポーターから罵声を浴びせられた。(C)Getty Images

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 9月21日、国際サッカー連盟は最新のFIFAランキングを発表した。1位アルゼンチン、2位フランス、3位ブラジルが上位を占めるなか、日本は前回からひとつ順位を上げて19位につけた。

 アジア最高位は日本で、イラン(21位)、韓国(26位)、オーストラリア(27位)といった国々が続く。そんななか、中国メディア『捜狐』は80位に低迷している母国代表チームの現状を嘆いた。「9月の代表ウィークで日本がドイツとトルコを破り、韓国もウェールズと引き分けてサウジアラビアに勝利した。彼らはすっかり世界のトップ30に随時食い込む強豪国だ」と持ち上げたうえで、「中国はマレーシアと引き分けてシリアに負けた。FIFAポイントは7.53ポイントも下がったのに、ランキングは80位と変わっていないのだから驚きだ」と続ける。
 
 さらに同メディアは「結局のところ、いまや中国サッカーはアジアの三流レベルにまで落ち込んでしまい、衰退の一途を辿る流れに歯止めをかけられないでいる。いまはまだ世界80位、アジア11位だが、実際の実力は怪しいところだ」と指摘。そして、「もはや日韓との歴然たる差は語るべくもない。11月のワールドカップ予選で中国はタイとアウェーで、韓国とホームで戦うが、この2試合で勝点1でも獲得できれば御の字だろう」と、かなり悲観的だ。

 それでも最後は、「現在開催中のアジア大会で若手が経験を積んで台頭し、ワールドカップ予選でA代表の底上げに貢献してくれることを願う」と期待を寄せた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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