嘉義、沖縄両県のコーヒー生産者や販売関係者による交流会の模様(9月6日、那覇市。嘉義県政府提供)

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(嘉義中央社)南部・嘉義県と沖縄県のコーヒー生産者や販売関係者らの交流会が6日、沖縄県那覇市で行われた。沖縄コーヒー協会と嘉義県コーヒー産業発展協会は覚書にも調印。翁章梁(おうしょうりょう)嘉義県長は県産コーヒーの対日販路開拓に寄与すると期待を寄せた。

嘉義県政府によると、会場には100人以上が訪れて県産コーヒーを味わった。沖縄コーヒー協会によれば、嘉義側の生産者は6次産業化に向けた勉強会の取り組みなどを紹介した他、品質の良さを強調したという。

嘉義県は北回帰線が通り、コーヒー栽培に最適とされるコーヒーベルトに位置する。翁氏は、コーヒーは阿里山山脈で栽培され、日中と夜間の温度差が大きい自然環境で実の成長速度が緩やかになると説明。果肉が厚い実がなり、エキスを閉じ込めているとアピールした。

翁氏は5日から沖縄を訪問。同日にはデパートリウボウ(那覇市)で行われている嘉義県特産品フェアでゼリー状のスイーツ、「愛玉」を振る舞った。7日には県庁で照屋義実副知事と面会し、嘉義の農産物や阿里山観光などを紹介した。

(蔡智明/編集:齊藤啓介)