「芸人の芸人による芸人のための番組」が放送終了から10年――。

 2005年から2013年にかけて放送されていたバラエティ番組『リンカーン』(TBS系)の後継番組として、『ジョンソン』が10月から開始することが、同局から発表された。

 8月31日の発表において、同番組のプロデューサーを務める高柳健人氏は、「伝説的バラエティ『リンカーン』が2013年に終了して、10年間の時を経て、スタートさせていただきます」と意気込んだ。

リンカーン』といえば、「芸人大運動会」「激論! 朝までそれ正解」「リストランテリンカーン」など、多くの人気企画を生み出してきた番組。レギュラーメンバーはダウンタウン、さまぁ〜ず、雨上がり決死隊、キャイ〜ン、山口智充といった、“超”がつくほど豪華メンバーだった。

 いっぽう、『ジョンソン』のレギュラーを務めるのは、かまいたち、モグライダー、見取り図、ニューヨーク。いずれもお笑いの賞レースではその名を轟かせている“実力派”だ。番組を始めるにあたって、ダウンタウンからのお墨つきももらっているというが……。

「後継番組と銘打ってしまったがために、『ダウンタウンと比べると、レギュラー陣にインパクトがない』という声が多く聞かれています。

 いまやNetflixやAmazonプライムで、“ギリギリ”のお笑い番組が作れる時代。『リンカーン』放送当時とは、コンプライアンスへの考え方もガラリと変わっています。そんななか、地上波でこの4組が『リンカーン』に並ぶような番組が作れるのか、お笑いファンですら懐疑的に思う声が多いようです。

 おそらく番組をまとめるのは、かまいたちでしょうが、彼らはすでに12本ものレギュラーを抱えていますからね……。破竹の勢いだとしても、『また、かまいたちか』という声も聞こえてきそうです」(芸能記者)

 実際、ネット上ではこんな意見が上がっている。

かまいたちはもうお腹いっぱい。ほかのコンビのほうが新鮮味あるしみんなでノビノビやれそう》

《新鮮味がない組み合わせこれはこけそう》

リンカーン懐かしい…面白かったなぁ。こいつらにリンカーンの後釜は無理でしょうよ。あの頃既にお笑いの頂点だった人達で出来てた番組なのに。》

 そんな“下馬評”をひっくり返す番組を、レギュラー4組は作れるか――。