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 これまでRBライプツィヒでは来シーズンいっぱいまでとなっていた、ダニ・オルモとの契約延長を目指してきたがこれが実を結び、木曜夕方には晴れて2027年夏まで更新したことを発表した。25歳のスペイン代表は「3年以上前にライプツィヒに移籍したとき、まだ若かった僕にとってそれは欧州のトップリーグ挑戦だった」と振り返り、「それでもみんながとてもやりやすく馴染ませてくれたので、すぐにパフォーマンスを発揮することができたよ。ライプツィヒは素晴らしい街にある素晴らしいクラブで、素晴らしいファンもいる。だから契約延長は嬉しいことなんだ」と喜びを述べている。

 ただそれでもおそらくはライプツィヒのファンにとって、オルモの残留が確約されているのはせいぜい来シーズンいっぱいということになるだろう。伝えられるところでは今回の契約には例外条項が盛り込まれており、それは来シーズン終了後に行使可能となり、そこで設定された金額は6000万ユーロとなっているようだ。だがそれでも今回の更新をはたせなければ、この夏に売却を迫られた可能性もあり、残留させた場合には来夏にフリーで手放す恐れもあった。とりわけ母国スペインでユース時代を過ごした、財政難に苦しむバルセロナが関心をもっていたとされているところ。

 エーベルSDは「土曜日のドイツ杯決勝を前に、このような重要な人事の決定ができてとても嬉しく思っているよ」と述べ、「ダニ・オルモは我々にとって重要な選手であり、そのテクニックと得点力に加えて、高いインテリジェンスも特徴的な、ブンデスリーガでもトップクラスの選手なのだ。ダニ、彼の家族、そして代理人との話し合いは集中的かつオープンに常に行われており、ライプツィヒで高く評価されていることを彼自身感じている。そして私たちが掲げる高い目標も。だから今回契約延長という、新シーズンに向けて大きな土台を作り上げられたことは何よりもの収穫だ」と語った。

 ディナモ・ザグレブ(2014年〜2020年)から2020年1月にライプツィヒへ移籍金2900万ユーロで加入し、スペイン代表にまで飛躍を遂げた「エル・マゴ(魔術師)」の異名を持つアタッカーは、今季ブンデスリーガで23試合に出場し、2ゴール5アシストを記録し、平均キッカー採点は3.09。ドイツ杯ではさらに2ゴール3アシストをマークしている。

Dani

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- RB Leipzig (@RBLeipzig) June 1, 2023