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 TSGホッフェンハイムは今季RBライプツィヒからレンタルで加入していた、アンヘリーノに付随していた買取オプションの行使を見送ったことを明らかにした。これによりスペイン人サイドバックはひとまず、所属元へと帰還することになる。アレクサンダー・ローゼンSDは、「彼は素晴らしいサッカー選手であり、ブンデスリーガトップクラスのアシストマンの1人というだけでなく、最後までチームと1つに戦ってくれたクールな男だ」と評価。「彼の活躍により我々はこの困難なシーズンを、最終的には12位という穏便な形で終えることができた。ただ残念ながら我々の状況では、これ以上の契約は経済的に不可能ということで、もしもまた可能性が出てくるのであればその時はぜひ交渉の席につきたいと思っている」と言葉を続けている。

 つまりはまだ再レンタルという形であれば、まだ来シーズンも引き続きアンヘリーノがホッフェンハイムでプレーする可能性が残されているということ。事実アンヘリーノはリーグ残留を決めたウニオン・ベルリン戦後、自身のインスタグラムにえ「最後のホームゲームだ(そうならないかもしれないけど)」と綴っており、そしてシュトゥットガルトとの今季最終節後には「今度どうなっていくのか見てみよう。またね」と含みを持たせた発言を残していた。ただいずれにせよひとまずは、6月末日までとなっているレンタル契約をまっとうし、ふたたび所属元であるライプツィヒに帰還することになる。契約は2025年までで、もしも望むような移籍金額を手にできないような流れであれば、マタラッツォ監督就任から活躍をみせたホッフェンハイムに(今季33試合で10アシスト)、さらに1年間預けて1年後の機会を伺う可能性もありえない話ではないだろう。

バウムガルトナーに関心、ソボスライが移籍を視野に、オルモは残留決意か

 特にホッフェンハイムと同じ契約年数を残すクリストフ・バウムガルトナーについて、ライプツィヒは23歳のオーストリア代表に関心を抱いているようだ。ちなみにエーベルSDは数ヶ月前からダニ・オルモとの契約延長を試みており、スペインのメディアによれば25歳のスペイン代表は例外条項つきで2027年までの延長を決意した模様。その一方でRBライプツィヒでは今季レギュラーへ飛躍を遂げた、ドミニク・ソボスライをめぐり移籍の噂が浮上しているところであり、最近ハンガリーの『インデックス』紙のインタビューで「僕は本当にいいポジションにいる。15年後に自分のキャリアを振り返って、それを最大限に生かせなかったなんて振り返るようなことはしたくはない」とコメント。なお現在プレミアのニューカッスルから関心が伝えられ、移籍金額は7000万ユーロともいわれている。