前走のアンタレスSは惜しくも2着だったヴァンヤール(ユーザー提供:エルフの友達さん)

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 東京は前日から深夜にかけての雨の影響がカギ。芝は徐々に乾き、どこかのタイミングで良に回復する。内側の悪化が進んだことで外が伸びやすくなっているので、外枠がベター。ダートは湿り気が残る。とはいえ、直線の長い東京なので、前有利とはならない。地力重視でいい。

 京都は金曜正午の時点で芝ダートともに稍重。雨は夕方までに上がるので、芝は良に回復する。展開次第で逃げ切りがある一方、直線一気も決まる。ダートは稍重か重だろう。S~Mペースなら前で運んだ馬が有利になるが、Hペースなら待機組にもチャンスはある。

 新潟は芝ダートともに良の見込み。芝は内側を中心に荒れているので、外枠がベター。かつ、直線は外に出した方がいい。ダンジグ系やステイゴールド系など、時計のかかる馬場が得意な馬に要注意。ダートは今開催、新潟にしては差しが決まっている。さすがに未勝利は先行決着が目立つが、1勝クラス以上は展開次第で差し馬にも出番がありそう。

【注目馬】
東京11R・ジェットモーション…前走は後方から外目を回す形だったが、最後まで脚を使って0秒5差の5着。復調気配は示した。差しが決まりやすくなっている今の東京なら、上位争い可能。仮に湿り気が残れば、よりチャンスは膨らむ。

京都11R・ヴァンヤール…テリオスベル、メイショウフンジンなど徹底先行型が揃ったので、早め早めの競馬になるはず。ならば、末脚に安定感のある本馬の出番だ。縦長の展開になれば外枠も不利にはならず、待望の重賞初制覇まで期待できる。

新潟11R・サイヤダンサー…新潟芝で好成績を挙げているダンジグ系・ベーガバドの産駒。自身、新潟芝1200mでは現級2着の実績がある。ブリンカー着用でひと押しが利けば、初勝利に手が届いていい。