ソリトンシステムズは、GPTベースの自然言語処理AIにより、国会答弁の回答や提言を自動生成し、国会議員や公務員、企業の広報担当者を支援する「国会答弁作成支援システム」の開発を発表した。

「国会答弁作成支援システム」の構成(同社資料より)

システムは、公開情報である国会会議録のデータ及び関連情報を学習させたAIに、GPTベースのチャットシステムで質問を行い回答の生成を行うもので、入力された質問に関連した議事録の抽出を行い、その情報とセットでGPTに質問を入力することでより信頼性の高い回答の出力を実現している。回答の根拠となる議事録文章も同時に表示し、利用者の生成内容への理解と対応を補助する情報の提供も行う。

同社によれば、システムを利用することで政治家等が特定のテーマについて答弁する場合、該当テーマに関する質問を入力するだけで、過去の答弁記録にもとづいた回答を自動生成、担当者の資料作成等の作業負担軽減に大きく貢献するという。今後、専門家や現場担当者などのテストと試用を行い、改良を図りサービスとして提供すべく開発を進めていく考えだ。