トヨタ「カムリ」国内生産終了!「日本での役目は終わった」惜しむ声も「新モデル」が海外で登場?

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セダン離れが加速… ついにカムリが生産終了へ

 トヨタのミドルサイズセダンとして長年ラインナップされていた「カムリ」が、2023年12月下旬をもって日本での生産を終了します。
 
 初代カムリは1980年にデビュー。当時はクーペの「セリカ」をベースにした「セリカカムリ」という名称で登場し、駆動方式は後輪駆動(FR)を採用し、国内でのみ展開されていました。

2023年12月に生産終了となるトヨタ「カムリ」

 そして1982年に登場した2代目からはセリカの名称が消え、前輪駆動(FF)を採用。独立した車種となり、海外でも展開されます。

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 現行モデルは10代目となり、2017年10月にフルモデルチェンジして発売。9代目モデルと同じく、ハイブリッド専用車として登場しました。

 若々しくシャープな外観デザインとすることで、スポーティさと上質さを表現しつつ、TNGAプラットフォームや先進運転支援「トヨタ セーフティ センス」の採用など、走行性能や安全性能が高められました。

 国内では生産を終了する一方で、カムリは海外では引き続き販売され、メキシコ市場では2023年モデル(改良モデル)が2023年5月3日に発表されたばかりです。

 そんななか、カムリの国内生産終了を悲しむ声がネット上であがっています。

「日本でも販売すれば良いのに。ほしい人はいるはずだ」「絶対現行クラウンより新型カムリが出るのなら欲しいと思うんですが」など、クロスオーバーSUVスタイルを採用した「クラウン」よりも正当なセダンボディが魅力的だと感じる人もいるようです。

 また、「国内じゃ売れないのではしょうがない」「カムリは日本では役目が終わったかということなんでしょう。FFセダンとしてマトモだったから、もったいないですね」など、昨今のセダン離れで需要が減り、終了はやむを得ないというコメントも見受けられました。

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 メキシコ市場で販売されるカムリ 2023年モデルは、ボディ同色のスポーツバンパーとスポイラーを装備し、ワイドなハニカムグリルを採用。

 ブルーの縁取りがあしらわれた18インチアルミホイールを装備することで、さらにスポーティさを強調しました。

 パワートレインを2種類用意。ハイブリッド車のほかに、日本仕様には設定されていないハイブリッドシステム非搭載の2.5リッター直列4気筒エンジン搭載モデルも設定されます。