ベネズエラ戦に出場したマイク・トラウト【写真:Getty Images】

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米記者が皮肉を込めたトラウトの様子とは

 野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は18日(日本時間19日)、準々決勝(米フロリダ州、ローンデポ・パーク)が行われ、C組2位の前回王者・米国がD組1位のベネズエラに9-7で激戦を制した。8回に9番トレイ・ターナー内野手(フィリーズ)が逆転満塁弾。米記者は大喜びする主将マイク・トラウト外野手(エンゼルス)の画像付きで「意味がない大会だ」「春季キャンプを見た方がいい」とWBC否定派にメッセージを送った。

 トラウトが吼えまくっていた。5-7の8回無死満塁でターナーが逆転の左越えグランドスラム。本塁で待ち構えるナインの中にトラウトもいた。ヘルメットを被ったまま、叫んでいる様子。口を大きく広げ、大興奮のようだ。

 画像をツイッターに公開した韓国出身の米スポーツ専門局「ESPN」のイ・ジュン記者は、文面に「本当に意味がない」と記して投稿。別の投稿では「これより春季キャンプ見ていた方がずっといいね」と発信した。

 さらに大会を中継する米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のMLB専門ツイッターも、トラウトが大喜びする動画を投稿。アルファベットの大文字と小文字を織り交ぜた文章で「WBCは意味のない大会だ」とつづった。

 どれもWBC否定派への皮肉。シーズン前に怪我のリスクがあることや、一部の国でしか盛り上がっていないことを指摘する声があり、それに対して盛り上がり具合を強調しながら反応したようだ。

 トラウトは5打数1安打3三振だった。米国は19日(同20日)にキューバと対戦。もう一つの準決勝は日本とメキシコが20日(同21日)に激突する。

(THE ANSWER編集部)