「離れていても愛は変わらない」なんてウソ!?遠距離恋愛が上手くいかないワケ

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「遠距離恋愛で別れてしまった……」というのはよく聞く話ですよね。上手くいかない原因はいろいろとありそうですが、心理学的にも説明ができます。そこで、心理学の観点から「なぜ遠くに住んでいるカップルは別れやすいのか」を解説していきましょう。

■ボッサードの法則で実証されている!?

 心理学には「ボッサードの法則」というものがあります。心理学者のボッサードが発見した法則で、「物理的な距離が近いほど心理的な距離も縮まる」というものです。逆にいえば、物理的な距離が離れていれば心理的な距離がなかなか近くならないため、結果的に別れてしまう可能性が高くなるといえるでしょう。

■遠距離で別れてしまう理由は?

 ボッサードの法則以外にも、「相手の体温を感じられずに気持ちが冷めてしまうから」「なかなか会えないから不満が溜まって喧嘩が増えるから」「近くにいて相手の行動を監視できないため、不貞しているのではと疑いやすくなるから」などの理由が考えられます。これらの障害を乗り越えてなおずっと好きでいることは、お互いの努力がかなり必要そうですね。

■遠距離恋愛を成就させるには?

 では、遠距離恋愛を成就させるにはどうしたらよいのでしょうか。いちばんいいのは、「なるべく早く近く、または一緒に暮らし始める」ことです。とはいえ、仕事などがあるとそれも難しいですよね。オススメなのは、「顔を見てオンラインで会話をする頻度を増やす」こと。声だけだと相手の感情が分かりにくく、結果的に不安になってしまう可能性もあるので、顔を見せながらの通話のほうがいいでしょう。顔が見えれば相手のウソも見抜きやすいため、不貞などの心配も減りますよ!

大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。