「クソダサい」と自虐する羽目になった山里亮太

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山里亮太(南海キャンディーズ)は2019年に『第70回NHK紅白歌合戦』で副音声「紅白ウラトークチャンネル」のMCを担当した経験から、時間に追われる緊張感や豪華アーティストの競演による独特な雰囲気を知っている。それだけに昨年大みそか生放送された『第73回NHK紅白歌合戦』で初めて司会を務めた女優・橋本環奈(23)の堂々たる進行を見て思わず唸ったそうだ。そんな山里は、橋本が活躍する姿を見るたびにアイドル時代にお節介を焼いたことを反省するらしい。1月4日深夜放送のラジオ番組『山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)で自虐エピソードを明かした。

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山里亮太は、橋本環奈が司会進行のみならず日向坂46の影山優佳と一緒に腕でハートマークを作ったりして「ワクワクしながらやってる感じ」に圧倒されたという。また山里はスペシャルナビゲーターを務めた櫻井翔(嵐)に会った際、橋本環奈の印象を聞いたところ「本当に楽しんでいた」と答えたそうだ。櫻井も嵐やソロで何度か紅白の司会を務めているだけに「あの天才櫻井君をして『あの肝はなんなんだろう?』と言わしめたからね」と言葉を呑んだ山里。そんな橋本の完璧すぎる司会ぶりを見て脳裏をよぎった“トラウマ級”に記憶に残るエピソードを吐露した。

かつて福岡を拠点とするアイドルグループ・Rev. from DVLに所属していた時、SNSに投稿された1枚から「千年に一人の逸材」と注目を集めた橋本環奈。それを機にRev. from DVLは吉本興業によるバックアップを受けて2014年4月にメジャーデビューしたが、橋本は人気を博しながら他のメンバーが話題になることは少なかった。山里亮太はそんな状況を案じて、自分のマネージャーに「格差を露骨につけて自虐でいけるスタイルにした方がいいんじゃない?」とおしゃべり感覚で話したそうだ。

橋本以外のメンバーが「お弁当も違う、送り迎えが向こうはあって自分たちは電車で来てますよ」という風にエピソードトークでアピールするやり方を、あくまでマネージャーに向けて示したつもりだった。ところがマネージャーはRev. from DVL側にそれを伝えてしまったのだ。そしてある日、橋本環奈が山里の楽屋にやって来て「いろんなアドバイスをいただいたそうでありがとうございます。参考にさせていただきます、頑張ります」と礼を述べて帰っていった。山里にしてみれば余計なお世話を焼いたような形になり、Rev. from DVLに自虐でいけるスタイルを提案したら跳ね返って自分が「クソダサい」と自虐する羽目になったのだ。

2021年8月放送の『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)に橋本環奈がゲスト出演した際は、トークの流れから目を丸くしながら「ヤバい人なんだね」と指摘して笑いを誘った山里亮太。「自分がクソダサいな」と思ったことも時が経って薄れたように感じられたが、今回は橋本の紅白の司会ぶりを目の当たりにして鮮明によみがえったらしい。「あの俺のクソみたいなアドバイスをどう聞いたのかな」と不安にかられながら、橋本が「後輩として扱いやがって、この赤メガネの嫌われ者が」みたいに思っているのではないかと妄想して落ち込んでいた。

画像4枚目は『影山優佳 / Yuka Kageyama 2023年1月1日付Instagram「2022年最後の日に、最高の思い出ができました」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)