最近はBluetoothキーボードとUSBキーボードを併用している。Bluetooth接続が乱れて「っっっっっっ」と入力してしまう場面がしばしば起こるからだ。その際はバックアップのUSBキーボードを取り出して使用している。

それでもケーブルレスはすばらしい。充電の手間はありつつも、以前ほど高速なキー入力が必要な場面も減り、懸案の一つだった入力文字の取りこぼしも、さほど気にならなくなった。この環境下で多用するようになったのが、「Win」+「T」キー。このショートカットキーはタスクバーに並んだアプリ(ボタン)を順番に選択する。

「Win」+「T」キーを押す

アプリが起動中の場合はサムネイルが現れる

再び「Win」+「T」キーを押すと、次のアプリを選択した状態になる

「Enter」キーを押すとクリック/タップと同じの操作となり、選択されていたWindowsターミナルが起動する

Windows 10でも使用できたショートカットキーなので、目新しいものではない。だが、「Win」+数字キーでは届かないアプリを選択したい場面や、文章作成中に資料を開いたアプリを呼び出す際に便利だ。

また、「Win」+「T」キーはスタートを除いた左から順番に選択するが、「Win」+「Shift」+「T」キーを押すと逆順になる。

ただし、PowerToysをインストールしている環境では、「Win」+「Shift」+「T」キーにText Extractorが割り当てられいるため使用できない。筆者もショートカットキーの割り当てを見直すか思案中だ。

著者 : 阿久津良和 あくつよしかず 1972年生まれのITライター。PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部員を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛しつつ、PC関連の著書を多数手がける。近年はBtoCにとどまらず、BtoBソリューションの取材やインタビューが主戦場。休肝日を設けず日々飲み続けてきたが、γ-GTP値が急激に増加し、早急な対応を求められている。 この著者の記事一覧はこちら