コストコ名物『ロティサリーチキン』はもう試した? 1羽まるごと盛り上がり食材の切り方・食べ方をチェックしてみた
コストコの超人気食材『ロティサリーチキン』が、じわっと値上げされていますね。
近ごろの価格は798円。以前よりも約100円アップとなっています。その分、とことん楽しんで元を取ってやりましょう! ホムパで盛り上がった後は、残った鶏ガラでスープを作るといいですよ。
『ロティサリーチキン』の価格は?
こちらがコストコのホットデリコーナーで販売されている『ロティサリーチキン(ROTISSERIE CHICKEN)』(品番:96692)。ブラジル産の丸鶏をこんがり焼き上げたもので、お値段は798円(税込)です。購入したものを編集部で独自に計量してみると、1,407gありました。100gあたりのコスパ(単価)は57円といったところ。
丸鶏を店内のロティサリーマシンで焼き上げる、コストコならではの名物商品。クリスマスシーズンになると売り場周辺が大渋滞になるやつです。以前は699円と、コスパ的にも最強感があったのですが、現在は14%アップ、99円の値上げとなってしまいました。
『ロティサリーチキン』の切り分け方は?
切り分けるのもイベント化して、みんなでワイワイやると楽しいですよ。まずは温め直しましょう。オーブンを使う場合は、アルミホイルに包んでおくと、焦がさずにすみます。
脚を縛っているゴムひもを取り外したら、まずはもも肉を切り分けます。包丁で付け根に切り込みを入れたら、もも部分をひねることで外せます。同様に、手羽部分も切り離します。
お次はむね肉にとりかかります。胸の中央に包丁を差し込み、縦に深く切り込みを入れていきましょう。
切り込みから左右に押し広げれば、むね肉を取り外せます。その下にはささみが隠れていますよ。
こちらが各部位を分解したところ。そのままかぶりつくもよし、料理の材料として活用するもよし。鶏ガラからはいい出汁が取れます!
『ロティサリーチキン』はどんな味? 肉質は?
皮、骨を取り、食べやすいサイズにほぐしました。KFC風なんだけど、すごく軽めの味付けが絶妙。しょっぱすぎず、ほんのりスパイスを感じさせます。そのままパクつくだけでも十分においしい! 部位ごとの違いを意識しながら食べてみるのも面白いですよ。
もも肉は、ムチッとした歯ごたえと、脂のコクを感じさせる味わいを楽しめます。
こちらは手羽肉をほぐしたもの。脂がのってジューシー感があり、うまみが濃厚です。
これがむね肉。繊維に沿って細くほぐれていきます。さすがにパサつき感はありますが、味は悪くないですね。
1羽から2本しかとれないささみです。こちらも脂がないのでパサッとしますが、柔らかいし上品なうまみがあります。
お好みの部位を使って、サンドイッチを作るのも楽しい! むね肉のパサつきも、一緒に挟む具材やソースなどで解消できます。
鶏ガラで出汁を取ったポトフがうまい
鶏ガラは、鍋で煮出せば、おいしい出汁(チキンブロス)がとれます。
水1,200ccと1羽分の鶏ガラを鍋に入れ、小一時間煮込みます。網などで濾せば、チキンブロスのできあがり。これを使って野菜を煮込めばポトフになります。
今回入れた具材は、にんじん、たまねぎ、セロリ、キャベツ、じゃがいも、かぶ、ブロッコリー。野菜がたっぷり入ると、甘くてやさしい味のスープになります。そこに塩コショウを加え、好みのテイストに調えましょう。最後にロティサリーチキンの肉を添えれば、とっておきのごちそうメニューになります。
『ロティサリーチキン』のカロリーは?
カロリーもチェックしておきましょう。
『ロティサリーチキン』は100gあたり164kcal(たんぱく質 13.9g、脂質 11.9g、炭水化物 0.2g、食塩相当量 0.8g)。つまり全体(1,407gの場合)では2,307kcalとなります(ただし、鶏ガラもチキンブロスにしていただくとはいえ、不可食部は残りますので、厳密な数字ではありません)。
1家族(4人を想定)で消費(1パックを完食)する場合は、1人あたり352gでカロリーは577kcal。コスパは1人あたり200円という計算になります。粗めの計算ですが、目安として参考にしてください。
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『ロティサリーチキン』は、値上がりしたとはいえ、まだまだコスパ的には優秀な部類と言えそうです。というか、本品を囲んでみんなでワイワイ楽しむ時間はプライスレスですからね〜。