尹大統領の義母（資料写真）＝（聯合ニュース）

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【ソウル聯合ニュース】韓国の大法院（最高裁）は１５日、無資格で療養型病院を開設し、給付金を不正受給したとして詐欺罪などに問われた尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領の義母であるチェ・ウンスン氏について、二審判決を支持して検察側の上告を棄却した。チェ氏の無罪が確定した。

　チェ氏は医療人ではないのに２０１３年から違法に療養型病院を運営し、１５年まで国民健康保険公団から医療給付金約２２億９０００万ウォン（約２億３８００万円）をだまし取ったとして２０年１１月に起訴された。

　裁判での争点は医療財団を設立し療養型病院を建てた首謀者３人とチェ氏を同業者として認めるかどうかだった。チェ氏側は医療財団の設立に必要な資金の一部を貸し、財団の共同理事長に就任しただけで、療養型病院の運営には介入しなかったとして無罪を主張したが、一審では懲役３年が言い渡された。だが、二審では同業の契約を交わした事実がないなどとし、検察側の立証が十分ではないとして無罪を言い渡した。