11月26日、TBSは同局のバラエティ番組『オオカミ少年』の収録で、タレントの松本伊代(57)が落とし穴で腰を痛め、腰椎の圧迫骨折と診断されたと発表した。

 松本は、同番組内の「ソクオチ」という企画で、クイズに不正解した罰ゲームとして、ウレタンを敷き詰めた穴に落下したという。

 TBSは「怪我をされたことに対し、松本伊代さんをはじめ関係者の皆さまにお詫び申し上げます」と謝罪。

 事故発生の経緯について、「この企画は過去に2回、おこなっており、今回も事前にシミュレーションを繰り返しおこない、着地する場所にはウレタンを大量に敷き詰め、衝撃を吸収するなど安全対策に努めておりましたが、このような結果となり、大変申し訳なく思っております。今後、同様のことが起こらないよう、番組制作に際しての安全管理をさらに徹底してまいります」と説明している。

 この発表を受けて、年令を重ねた松本を落としたことについて批判の声も上がっている。

《若いADと突然落とされる57歳では条件が違いすぎるよね 伊代ちゃんが落とされても、心配しかないだけ》

《57歳の女性なら骨粗鬆症になってる可能性もあるのに…20〜30代とは違うんだよ》

松本伊代さん、、、体を張るタレントではなく、そういう年齢でもないのに、どうして落とし穴なんかに落とされなければならないのだろう》

 じつは、松本は2021年7月にも、私生活で運動中に無理な体勢を取ったことで背骨を圧迫骨折していた。

「こうした背景があったので、あまり無茶をしてはいけない、という意識はあったと思います。現在の所属事務所も、夫のヒロミさんと伊代さんだけが所属している事務所で、ほとんど個人事務所のようなもの。

 事務所が取ってきた仕事を押しつけられたわけではないとしたら、伊代さん自身に少し“焦り”があったのか……」(芸能記者)

 松本は2017年2月、早見優とともに、京都市内のJR山陰本線の線路内に無断で立ち入り、鉄道営業法違反容疑で書類送検されたと報じられた。その後、起訴猶予処分となったが、松本の芸能活動は“自粛気味”になり減少。

 2017年5月に出演した『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に出演した松本は、「名古屋と大阪の仕事はしてますけど、東京でのスタジオの仕事はほとんどないですし、家にほとんどいて、宅急便の人にも『本当に家にいるんですね』って言われる」と明かしていた。

 そして、仕事が激減した当時は「このまま全部仕事がなくなったら(引退する)覚悟でっていう」と、芸能界引退を意識したこともあったと話していた。

「騒動から5年経っていますが、仕事に熱心な伊代さんは『来た仕事は全部受けよう』という気持ちが強かったのでしょう。実際、2021年に骨折した際も、大阪のレギュラー番組を欠席することになり、強く反省していたようですから」(前出・芸能記者)

 芸能生活が長ければ長いほど、頑張りすぎてしまう一面があるのかもしれない。