訳ありの「ふぞろいポッキー」食べてみた。正規品とどう違う?
「食品ロス」を減らす取り組みが拡大している今。さまざまな事情で正規では販売できない「訳あり品」を特別価格で販売する企業も増えてきました。
そんな中、ライフスタイルストア「PLAZA」のアウトレット店舗で見つけたのが、江崎グリコの冬季限定商品「冬のくちどけポッキー」の訳あり品です。
フードロス削減のために生まれた商品で、"不揃い品"が詰まっています。正規品とどう違うのか比べてみました。
1袋につき7〜9本入り
記者が2022年10月下旬、関東県内にある「PLAZA」のアウトレット店舗に行くと、入り口付近に「冬のくちどけポッキー ココア仕上げ ふぞろい品」が陳列されていました。
製造工程でちょっと欠けたり折れたり、本数違いといった理由から、特別価格で販売されています。形は不揃いですが、美味しさはそのままとのこと。174g入りで価格は295円です。
コンビニで購入した通常商品(1袋あたり標準31g)の価格は172円。量を考えるとかなりお得です。
箱を開けてみると、小袋が6つ入っています。袋の下には「フゾロイ」と記載されています。
袋の中にはそれぞれポッキーが入っていますが、触った時点で本数が違うのが分かります。開けてみると、9本入りが3袋、8本入りが1袋、7本入りが2袋でした(いずれも折れたポッキーを含む本数)。
写真は9本入り
6袋中、折れたポッキーが入っていたのは3袋。中には半分のみの状態のポッキーもありました。ただし、1袋につき折れたポッキーは1本のみ。いずれも粉々になっているわけではないので、食べにくいということもほとんどありません。
プレッツェル部分だけ折れたもの
ほぼ半分のポッキーも
ちなみに通常商品は、小袋2つ入り。中はそれぞれ8本入りです。
ポッキー自体を比較してみると、プレッツェルやチョコのコーティング、仕上げのココアパウダーと仕様は全く同じです。食べてみると、どちらもほろ苦い甘さが口に広がり、味に関しての違いはありませんでした。
訳ありでもちゃんと美味しい!
訳あり品とはいえ、6袋(174g)入りで295円は、かなりお買い得ではないでしょうか。
通常商品
PLAZAのアウトレット店舗のほか、オンラインストア(価格は312円)でも購入が可能。同じく訳あり品として、「ジャイアントカプリコ いちご ふぞろい品」(756円)も販売されています。
店舗によっては品切れの場合もありますが、お得にフードロスに貢献できるのはいいですよね。
Glicoグループは、風味などの基本的な品質は満たしているものの、形状に欠けがあるなどの規格外商品をふぞろい品としてアウトレット販売を行うことで、2050年までに食品廃棄物を95%(2015年比)削減を目指すと発表しています。
(東京バーゲンマニア編集部 三浦香奈)