他2案はどうでしょうー?

やはり「広島」黙ってなかった!

 広島カープの図柄が入った「広島」の自動車ナンバープレートが、ついに誕生するかもしれません。


カープ坊やの図柄の「広島」ナンバーデザイン案(画像:広島市)。

 広島市は2022年10月21日、広島ナンバー地域で導入を検討している地方版図柄入りナンバープレートのデザイン4案を公表、在住者などへのアンケートを24日から開始しました。

 4案は次の通りです。最も投票の多かった図柄を、国に提案するとしています。

・A案:「カープ」
・B案:「カープ、サンフレッチェ広島及び広島ドラゴンフライズ」
・C案:「原爆ドーム及び嚴島神社」
・D案:「もみじ、牡蠣及びレモン」

 A案の「カープ」は、カープ坊やをあしらった「福山」ナンバーの図柄と比べると、球を投げるカープ坊が、喜んでいる姿になっている以外は、ほぼ同じです。

 B案は、広島市に本拠を置くプロ野球チーム、プロサッカーチーム、プロバスケットチームそれぞれのマスコットと飛球をあしらったもの。サンフレッチェ広島の「サンチェ」、ドラゴンフライズの「モヒカンアビィ」、それに広島カープの「スラィリー」です。カープ坊やは描かれません。

 C案、D案はそれぞれ地域の象徴的な場所や産物をモチーフとしたもので、図柄入りナンバーとしてはある意味オーソドックスといえます。

 カープ坊やの図柄入りナンバーは、県東部の「福山」ナンバーで2018年から交付を開始し、全国で2番目の人気を博しています。カープの本拠地ではないものの、関係自治体でイメージの一致を見なかったことから、「福山」地域が広島県にあることを知ってもらう、などの意味でカープの図柄を採用したのです。

 一方、広島市では原付の図柄入りナンバーとしてサンフレッチェ広島のナンバーを採用していましたが、福山のカープナンバーが誕生してからは、「なぜ『広島』に(自動車用が)ないのか」といった声がしばしば上がっていました。

 アンケート調査は11月14日までで、図柄の選定を経て2023年10月頃の交付予定です。なお、今回の国の募集では、地域名によらず都道府県単位で統一の図柄を導入できることとされましたが、広島ナンバー地域はあくまで広島ナンバーのみの図柄導入を選択しています。