ジャズボーカリストShiho、fox capture planをSPゲストに迎えてレコ発ライブ開催
写真=Shiho
昨年デビュー20周年を迎えたジャズボーカリストShiho。2001年に日本人として初の米国コンコードレーベルからFried Prideのボーカリストとしてデビューし、国内外での活躍を続けているジャズ界きってのディーヴァだ。9月14日にソロ2枚目のアルバム『COLOR』をリリース。そのレコ発ライブとなる、『Shiho "COLOR" Release Live at COTTON CLUB』を10月14日、丸の内コットンクラブで開催した。
セットリストはニューアルバムからの選曲を中心とした全8曲。アルバムの1曲目に収録された「Music & Life」で幕をあけ、新選組の斎藤一から着想された「刀と煙」、満員電車でフレーズを思いついたというロマンティックなバラード曲「You’re My World」と個性豊かなオリジナルを3曲披露。
Shihoとは10年以上の付き合いになるという、今を時めくジャズピアニスト・桑原あい(Pf)、川村竜(Ba)、山内陽一朗(Ds)のトリオをバックに従えたShihoは小気味よいトークと圧倒的なボーカルで観客を魅了する。
次に、“現代版ジャズ・ロック”をコンセプトとするピアノ・トリオfox capture planがスぺシャルゲストで登場。今作アルバムにフィーチャリング参加した2曲を披露した。
1曲目は、ビートルズのナンバー「Got To Get You Into My Life」を疾走感たっぷりに披露。メンバーの岸本亮 (Pf)は「お互いアグレッシブなサウンドが持ち味のアーティストなので演奏していてとても楽しく、コラボできて嬉しいです!」とコメント。
続く2曲目は、クラシックの名曲、ボロディン作曲の「ダッタン人の踊り」をfox capture planがアレンジした「Beautiful Evergreen」。演奏の難易度が高い楽曲で、アレンジを担当したカワイヒデヒロ (Ba)が演奏できるか不安とこぼすほどだったが、原曲のメロディーを残しつつ、モダンジャズが香り立つアレンジに観客もおおいに酔った。
ライブ終盤には、Shihoが愛してやまないと語るTOTOの「Pamela」を演奏。Shihoと桑原あいの熱いセッションにより会場のテンションは最高潮に。
ラストソングは再びfox capture planが呼び込まれ、スティービー・ワンダーの名曲「As If You Read My Mind(目を閉じれば愛)」をなんとピアノ・トリオ2組+Shihoという豪華な構成で披露。トリオ同士のかけ合いも織り交ぜた迫力満点のステージでラストを華やかに締めくくった。
集合
Shihoは「これからも新しいチャレンジをどんどんしていきたいです。みんなありがとう!」と今後の飛躍を誓い、ライブは幕を閉じた。年末に向けても日本各地でライブが予定されている。
セットリスト1.Music & Life
2.刀と煙
3.You’re My World
4.Got To Get You Into My Life
5.Beautiful Evergreen
6.Pamela
7. Lawns
8.As If You Read My Mind
▼バンドメンバー
Shiho (Vo)
桑原あい (Pf)
川村竜 (Ba)
山内陽一朗 (Ds)
【Guest:fox capture plan】
岸本亮 (Pf)
カワイヒデヒロ (Ba)
井上司 (Ds)