大井川鐵道 8日から一部運転再開へ 家山〜千頭は見通し立たず 代行バス継続
最初に運転再開するのは、アプト列車も走る山岳区間です。
9月23日の台風被害で全線が運休中
大井川鐵道の電車区間(大井川本線)を走る元南海の電車(乗りものニュース編集部撮影)。
大井川鐵道は2022年10月4日(火)、台風で被災した大井川本線と井川線について、運転再開のめどを発表しました。
9月23日の台風15号により被害をうけ、現在、金谷から井川までの全線が運休中。一部をのぞき復旧工事が進められています。被害は土砂崩落や倒木にくわえ、道床流出も発生し、復旧までには時間がかかる見込みです。
そのなかで、4区間のうち2区間で、再開めどが立ちました。一番早いのが、井川線の千頭〜接岨峡温泉で、8日の再開目標となっています。以下、復旧状況は以下のとおり。
・大井川本線 金谷〜家山(17.1km):12月上旬に再開目標
・大井川本線 家山〜千頭(22.4km):再開めど未定、復旧作業は計画段階
・井川線 千頭〜接岨峡温泉(15.5km):10月8日に再開目標 ※アプト区間含む
・井川線 接岨峡温泉〜井川(10.0km):再開めど未定、復旧作業は進行中
なお運休にあたり、代行バスが金谷〜千頭で運行されています。千頭行きは新金谷から家山までノンストップで、そのほか金谷〜門出の区間便と、家山周辺の代行タクシーの3系統となっています。